他の染色家の色見本に比べると、発色が沈んでいるようにも見える。
煮染めした後冷めるまで待ってから、媒染し、さらに煮染めして冷まし、太陽に当てて干す、という方法で完全に染料を酸化させているからかもしれない。
色は沈むが、耐久性は高いだろうと思う。
この本に列挙された植物のほとんどは、街中に暮らす人には入手困難だ。
でも。例えば街路樹の刈り込みの際なら、切り落とした枝をもらえるかも。
マテバシイでは鉄触媒で黒鼠色が染まる、とこの本にあるので、是非試してみたい。
またコーヒーのカスや、蕗の葉での染色も興味深い。