もう、逆に未完でいいかもしれない。
★★★★★
刊行ペースが一定しない作品ですが、「恋愛模様の現状維持と一進一退」がストーリーの主軸にあるためか、
割と気長に待てるんですよね。不思議。
全体に漂う抒情感とモラトリアムは、もどかしいけれど、このままでもいいか……とも思えてくる。
これまでの既刊でメイン三人の気持ちがダイレクトに呑み込めるようになってきた分、胸を締め付けるような
やるせなさに身もだえしてしまいます。
結末がどう転がるかはわからない、もしくは考えたくないのですが、どうなったとしてもやはりこの作品は心に残る良作だと思います。
ハルの切ない場面が多くて,ハル派の私としてはなんとも辛いものがありました
★★★★★
『イエスタデイをうたって』第6巻における一番大きな変化はリクオが就職してバイト先のコンビニを辞めたことです。
今まで気が付かなかったんですが,このコンビニという場所は,ハルが気軽にリクオに会うことができ,しな子が何気に立ち寄りリクオと話ができるという,リクオとハル,そしてしな子(の3人にとっての緩衝地帯だったんですね。
その緩衝地帯が無くなってしまったことによって,ハルがリクオに,しな子がリクオに会うためには,互いの家に行くしかなくなってしまうわけで,そうなる必然的に3人の関係にも変化が生じるのも必然というか...いや,これまでだって互いの家を訪ねたりしていたのだから,友達として遊びに行っても良いようなものですが,この3人は真面目というか不器用というか,それができないんですよね。
第6巻ではリクオの優柔不断ぶりにはずいぶんとイライラモヤモヤさせられたけれど,考えてみれば,彼は元からそういうキャラだったので,しな子とハルのどちらかを選ばなければならないとなれば揺れるのも当然のことなんですが,あのハルちゃんがまさかあそこまで消極的になってしまうとは思いませんでしたよ。それほど彼女はリクオから拒絶されることを恐れているんですね。彼女にとっては実の父親との別れが(母親の離婚によるもの)大きなトラウマになっているのかもしれません。
第6巻はいつになくハルの切ない場面が多くて,ハル派の私としてはなんとも辛いものがありましたが,それにしても,しな子から「お正月一緒に過ごさない?」発言が出てきたのには吃驚です。しかし,この巻はそれに対するリクオの返事が出る前に終わっちゃてるんですよね。あ〜,気になるったらありゃしない。
個人的にはシナ子を応援しつつ
★★★★★
5巻が出たのは2007年4月、この6巻は2008年11月発売。
私も、新しい巻が出るたびに、1巻から読み返しています。
コンビニ、カセットテープ、カメラ、電話がコードレスでないことなど、小道具の描写を見ていると、時代設定がよく分からないところがあります。
物語の中では、それほど時間が経っていないのに、製作にこれだけ時間をかけて進めていると、主要登場人物のキャラクターデザインや性格も変わってきてしまうのは避けがたいことでしょう。
それでも、冬目景先生の絵や雰囲気の好きな人にとっては、「イエスタデイをうたって」があいかわらず実に魅力のある作品であることは間違いないでしょう。
ハルの性格も変わったけど、やはり一番変わったのはシナ子でしょうか。
この作品のファンの大勢としては、ハルのファンが多いような気がするし、表紙やカラー口絵の数などから見ても、ハルのほうが主役なのでしょうけれども、私個人としては、たとえズルい女と言われてもシナ子のほうが好きだし、この巻の展開からしても、「頑張れ、シナ子」という気持ちで読んでます。
まだまだ巻を重ねるのか、ひょっとして次の巻くらいで終わるのか、予想がつきませんが、今後の展開については、気長に、しかし楽しみに待ちたいと思います。
大好きな漫画なんだけど・・・
★★★☆☆
相変わらずだらだらしてる恋愛模様はいい。
だが雨宮って新キャラがうぜえ
個性もない明らかにかませなつまらんキャラ出さないで欲しい
そこが残念だったので星3つ
こうなりゃ逆に一生続いてほしい
★★★★★
新巻が出るたびに1巻から読み返すのですがやっぱりいいですね。
大学生〜新社会人の男性にお勧めの漫画です。ぜひ読んでモキュモキュ(?)してください。
でもなんか終わりそうな気配しませんか?
冬目先生にはライフワークとしてできる限りこの漫画を続けて欲しいなぁ…