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日本開国 (アメリカがペリー艦隊を派遣した本当の理由)

価格: ¥1,890
カテゴリ: 単行本
ブランド: 草思社
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:渡辺惣樹/著 出版社名:草思社 発行年月:2009年12月 関連キーワード:ニホン カイコク アメリカ ガ ペリ- カンタイ オ ハケン シタ ホントウ ノ リユウ にほん かいこく あめりか が ぺり- かんたい お はけん した ほんとう の りゆう、 ソウシシヤ ソウシシヤ 4243 そうししや そうししや 4243、 ソウシシヤ ソウシシヤ 4243 そうししや そうししや 4243 米側史料を本格的に取り上げ、開国のシナリオを作った中心人物、アーロン・パーマーの、ペリー遠征に向けた世論操作、彼と東部エスタブリッシュメントとの繋がり等々、関係者の動きを点描しながら、日本に開国を迫ったアメリカの真意を明らかにしてゆく。今日まで一貫するアメリカの対日・対中政策の原型がまさにこのときに作られたことを示した「新・開国史」。 ハリス来日の違和感幕末知識人のバイブル家斉の絶頂流出する国防情報運河開削ベンチャーの頓挫弁財船
日本人として読むべき一冊 ★★★★★
現在の米国との関係を理解する上でもぜひ読みたい一冊です。
日本だけでなく、中国、米国との関係を理解するにはぴったりです。
構成も短い章を積み重ねていて、読み疲れしません。
将来文庫化すべき良書ですね。
「日本開国」は「太平洋ハイウェイ構想」のための「対日戦争計画書」による ★★★★★
アーロン・パーマーという「ロビイスト」による「対日戦争計画書」の顛末を綴った書です。
つまるところ、アメリカにとって「日本開国」とは、アメリカと支那をむすぶ
「太平洋ハイウェイ構想」の欠くべからざる一過程に過ぎなかったというものです。

一方の日本にとっては天地がひっくり返るほどの大事であった
「日本開国」という歴史的な出来事の成り行きを著したものですが、
その手法は今までに読んだ事の無い、斬新な印象をもたらします。

著者が「おわりに」で語っているように、この本に綴られている物語は
一つ一つが別の所で起きている「点描」のようなもので、ある程度はなれて
全体を俯瞰して見ることで、やっとそれぞれの出来事がお互いに絡み合って、
「日本開国」、さらには現代につながっていくストーリー(絵)を理解する事が出来ます。

読み始めは話のステージがあっちこっちに飛ぶのについていけず
読みにくい印象を抱くかも知れませんが、一度「さっきのあの出来事が
ここにつながってくるのか」という所を把握すると、一気に読み進められます。

いわゆる典型的な「歴史書」でもなければ「歴史小説」でもありません。
この独特の描き方は「壮大なスケール」といった類の賛辞も似つかわしくないでしょう。
しかし、読後感はまさに、時空を超えて歴史的出来事を見渡したような、
何とも新鮮な興奮を覚えます。

巻末には記述の元となった本の出典がしっかり30ページ分も付いています。
勿論、これはこれで貴重かつ本書に必要な記録ではあるのですが、
しかし、それよりも欲しかったと思われるのは、多岐にわたる場所と
あまたの登場人物を把握するための、登場人物一覧と、
それぞれの地名がどこかを示す地図でしょう。
実際、自分は世界地図と日本地図を片手にこの本を読みましたし、
ある人物の名が久しぶりに登場すると、その人物が最初に登場したシーンを
もう一度さかのぼって探して読み返したりする事も何度か必要でした。

本書末に、アヘン密売、ラッセル商会、デラノ家、アイビーリーグ、
とりわけイェール大学の「スカル・アンド・ボーンズ」のつながりから、
アメリカのリーダーたちの心の奥底には、「日本には開国の貸し」があり、
「支那にはアヘンの借り」がある、という意識がある、と書かれています。

確かにアメリカが「太平洋戦争」と呼ぶ、あの頃までの彼らの姿勢、
特にフランクリン「デラノ」ルーズベルトの言動からは、心の奥底に、
「日本には開国の貸し」はともかく、「支那にはアヘンの借り」がある
という意識があるという指摘には強くうなずける所がありますが、
果たして、「支那」が「中華人民共和国」となった現在に至っても尚、
同様の意識が活き続いているものかどうかは、疑問に思われます。

この部分には注釈が付いていないので、これは長く北米においてビジネス交渉に
関わって来られたらしい著者自身の経験から読み取られた印象なのでしょう。

一方、「日本には開国の貸し」がある、の方ですが、
日本のアメリカ大使館には「サスケハナ号」の模型が飾られているそうです。
日本人からすれば、ペリー「来寇」の象徴である同船の模型を大使館に飾る
アメリカ人の感覚には、いつもながらの傲慢さしか感じられないものですが、
彼らからすれば、「日本には開国の貸し」がある事の象徴のつもりなのかも知れません。
日本人が読むべき歴史書 ★★★★★
著者の出身地、下田にあった日本最初の米国領事館に、興味を持ったことが発端なのでしょう。
本書の末尾にリストされている文献を、原文も含め、読破して調査した彼の力量に、敬服します。
それらの調査した事実の上に立って、網羅的に、端正な文書で、日本開国の歴史を見事に述べています。
歴史は、単に時間の一次元的な経過ではなく、多くの事象のネットワークの上に展開していることが、実によく表現されている。
ペリー艦隊が派遣された理由 ★★★★★
在外経験の長い渡辺氏による著作。サラリーマンであってもここまで立派な本が書けるとは。
出典が明らかにされているので、この本を出発点としてさらに深堀することもできます。

アメリカがペリー艦隊を派遣した理由をアメリカ側の事情から説明した一般本は少ないのではないでしょうか。

世界情勢から切り離して考えられる日本史界に(といっても最近はそうでもなくなってきましたが)、世界の中の日本史として捉えなおすことのできる好著といえると思います。おすすめです。
新ジャンル登場か ★★★★★
趣味で書いた本かぁ〜と思って読み始めましたが、なかなかのものです。
オムニバス的にたくさんの細切れの章が積み重なっていて、最初はちょっと読みにくいものの最後は見
事に大きな絵になります。
日本の歴史というと普通は日本を視座に語られるものですが、世界観が大切であることを知らされまし
た。現代社会にも通じることだと思います。
それぞれの章の冒頭には日時・場所が明示されていて、この時ここではという意外な歴史の勉強にも
なります。読み物としても大変おもしろいです。
事実(厳密には記録)の積み重ねを基本とし、ひとつひとつ出典を明示しているところは学術論文のよう
でもあります。(筆者はきちんと論文の書き方を学んだ方なのでしょう)
歴史書、小説、論文、教養本、参考書、何とも言えない新ジャンルの登場ではないでしょうか。