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誰のために愛するか (Non select)

価格: ¥1,000
カテゴリ: 新書
ブランド: 祥伝社
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作家の愛 ★★★★☆
作者が思う「愛」のエッセイ集。全てに共感することは出来ないが、鋭く突き刺さってくる考察にあふれている。中高生の時代に本書を体験するということは、ある程度の「豊かな恋愛」を経験できるかもしれない。現在の性愛が氾濫した時代に清々しい風を感じる一冊であった。
綿矢りさ ★★★☆☆
が薦めてた。
気が付くためのヒント ★★★★☆
著者の『太郎物語』が、すっかり愛読書になっていた矢先、偶然手にしたのがこの本でした。
人を愛することを素直に表せること、この本にかかれていることを以前ほかの方に指摘されたことがあり、その時胸にちくっときた感じを読み返す度におもいだしています。

その日に気になった章だったり、あてずっぽうに開いたページだったりを、何度も繰り返し読んで物思っています。

タイトルに引かれて読み返してます ★★★★★
愛に飢えていたのか悩んでいたのか分かりませんが、確か店頭でこの題名に「これだ」と引かれ手に取った一冊。これがきっかけでこの人の本を読むようになった。とにかく題名以下、各章の題名、見出しの言葉がかっこいい(「愛は何を欲求するか」「このもう後へは退けないとき」など)ので、一度読み終わってからもその言葉に引かれて読み直す。

著者は子供の頃から「夫婦とは仲が悪いもの」という思いを持ちつつ結婚したのだが、三浦朱門氏との出会い・結婚生活から始まり、社会にある夫婦・結婚の形についても触れながら、人の強さ・弱さに思いを馳せている。身の周りから切り取った物事に彼女が加えるコメントは、厳しくて少し今の世の中からすれば一見古臭いように思える価値観の中に、ゆるぎない愛情があるように感じられれ、頭の中で反芻したくなる。

冒頭に愛について著者が考えるところを凝縮した「その人のために死ねるか」が収録されている。