みんな忍タマです
★★★★★
たった1巻の中に何十人ものキャラクターが総出演するので
読んでいて誰が誰やらと混乱する方もいるでしょうが、
長年落・乱を愛読してきたような読者であれば
すんなりと読めるいつもどおりのノリのお話です。
「キャラが多く複雑化して、子供が楽しめないのでは」
と危惧する声を聞きますが、子供であればなおさら
「雰囲気で読めちゃう」と思います。
先生たちは苦労性で生徒思い、は組はドジだけど元気、
上級生はすごいけど癖モノぞろい、敵の忍者は悪いやつ、
という大まかな区切りさえ理解できていれば
忍術学園の生徒の個々の区別がついていなくても
子供はあっさりと楽しんでしまうものです。
私も上級生の区別がつかなくなることがありますが、
「この上級生、誰だっけ?」と思いながら読んでも
ストーリーが分からなくなるようなことはありません。
それだけ物語のほうがしっかりしてるからだと思います。