手に取ってから購入検討を。
★★☆☆☆
まず最初の序に
「本書は薬局経営の指南書でもなければ、薬局業務の手引き書でもない。
本文冒頭の「ことの始め」に記したように、近隣の薬局経営者仲間の勉強会の記録書である。」
とあります。
そうであると分かっていたら私は買わなかったです(^^;)。
しかしながら、ページ数わずか87ページにも関わらず、なかなか充実はしていました。
勉強会のまじめさは十分に伝わってきました。
疑問なのは「モデル薬局仮説の検証」で、
結局は調剤重視の「C案」「D案」が採択されており、
それでは「調剤依存からの脱却」には全くなっていないではないかと言うことです。
あと、この本の執筆陣が現在どういう薬局を経営しているのかが全く本書からは分からないので、
彼らがどういう薬局を基準として論を展開しているのかが不明なため、
論点をつかむのが難しい本だとも感じました。