医学系微生物学入門書
★★★★☆
一昔前は微生物学の入門書といえば「スタニエ 微生物学 入門編」であった。
しかし、それがタイトルに反して難解であるため微生物学を苦手に思う学生を作り出す要因となった印象を持つ。
ここ最近は新書とハードカバーの専門書のつなぎともいえる入門書が数多く出版されている。この本もその一冊である。
わかりやすく書かれているが、対象が医学部の学生向けなので、それ以外の方には難しいところと物足りないところがあると思われる。
医学関係以外の方が最初に勉強をするときに使うにはお勧めできないが、その後に医学関係の知識が必要となったときに読むにはよい本。