キャンドルとキャンドルスタンドの基礎知識が得られました。
食卓でのキャンドル使いに興味を持ったので、本を探したところ、手作り系やアロマ系の手芸＆趣味の方向の書籍が多くて困りました。
手作りにもアロマにも興味が無いためです。この本はそんな私にぴったり本の大発見でした。
食卓のシーンに合わせて、既存のキャンドルを生活に活かす方向から解説してあります。
ホヤの種類など、知らなかった言葉が分かってよかったです。
目次は・・・
ストレートキャンドル-一本のキャンドルから
テーパーキャンドル-ガラスのホヤのあるスタンドで
カップキャンドル-サイドテーブルに色をくくって
フローティングキャンドル-涼しさの演出にもキャンドルを
など、全部で２３の目次があります。書ききれませんが。
写真とエッセイで構成されていました。
ほかにもこの著者の本を読みましたが、在る物を活かす術を体得している方なのですね。見習いたいです。

とにかく写真が美しく､うっとりさせられます。見開き2ページにわたってキャンドルを主役にしたテーブルコーディネートの写真､すぐ次の見開き2ページに、その写真についてのモノクロの解説イラストと著者のエッセイ風文章、という感じの構成の繰り返しで全体がまとめられており､とても見やすく、また大きさもちょうどよいので､ベッドの中で眠る前にめくる本として最高！です。本当に､日本の本とは思えないほど(失礼！）写真が綺麗で､キャンドルの美しさを余すところなく引き出しています。ただ、文章にキレがなく､だらだらモッタリ､という印象があるのは否めません。著者のクニエダヤスエさんはテーブルコーディネーターであって､文筆のプロではないので､これはまぁ仕方のないことかもしれませんね。・・・という訳で星は4つ､でも写真だけでも買い！ですよ！