という小話が出来るくらい一般的な知名度が
まだまだ低いブルガリアonlyの旅行記です。
旅行記と言っても取材旅行なので、トラブルや
アバンチュール(笑)とは無縁ですが、プライ
ベートルーム(民宿のようなもの)に泊まる
散歩中に見知らぬ人に食事に誘われる等々……
ホントに取材旅行なの?と思いたくなるほど
人とのとのふれ合いを軸にした旅行記となって
います。
また、この手の本にしては珍しくA5版ソフト
カバー&フルカラーという体裁を取っている為
写真がより映え&一層旅情をかき立てます。
旅行をして○○を考える、という本ではありま
せんが、旅の最中に感じたことを素直に且つ丁寧な
文章で記しているのも好感が持てます。
そして何より「私も行きたい!」と思わせてくれる
のです。これこそこの本が成功していることの証左だ
と思います。
附:巻末には本文中に登場したブルガリア料理の
レシピも掲載しています。全て現地で普通に食される
料理とのこと。こういうフォローを入れているところ
も○です。