ビタミンCは、濃度によって作用が違う
★★★☆☆
ビタミンCは低濃度で抗酸化作用、高濃度で、酸化作用となる。
酸化作用の時、活性酸素の一種である、過酸化水素(毒)が発生するが、正常細胞は、カタラーゼという無毒化する酵素を保有しているが癌細胞には、ない事が多いらしい。
よって、この毒により、癌が死ぬという事である。しかし効果が得られるまで、20回以上投与
する事になる。1回3万ほどなので、免疫療法よりは、安価である。
ビタミンCはコラーゲンの生成にも関与しており、癌の転移防止効果もある。
丸山ワクチンもコラーゲンの生成により、癌の転移防止効果を認める事から、丸山ワクチンと
ビタミンC点滴療法は相性がいいのではないか思う。
残念な事に、G6PD異常症や、腎不全の人はうけられない。
(症例がいくつも記載されているが、この手の本を読むといつも思うが組織型までのせて欲しいものである。肺小細胞癌なのか肺腺癌なのかで、大きく考え方が変わってくる。)
患者が知りたいのは、自分の癌に効くかであり、肺小細胞癌の人が腺癌に効いた治療では意味がない。