時々、BSのMLB中継や米国のMLBサイトを見ているのですが、独自の英語表現がよくわからず、以前からこういうのがあればいいのにと思っていたので買いました。本書は、MLBで使われる略語、表現、ニュースやインタビューを英語の教材として一冊にまとめてあります。目的がはっきりして良いです。当然、CDつきです。

コンテンツは、日本人選手に関係するものが多いです。特に、オーストラリア出身でマリナーズに入団した Ryan Rowlan-Smithの話が面白かった。MLBについての情報が少ない国の出身なのでそれが安いとは気づかずに３万ドルの契約金で入団したら他の選手はもっといっぱいもらってたという話やマイナー・リーグの厳しさ、何よりオリンピックで日本に勝ってメダルを取った時の舞台裏の話（阪神にいたジェフの存在は大きかったようです）はなかなか面白かった。

ちょっと量が少ない点と、日本人選手以外のスーパースターに関するインタビューがあまりないのが残念。一方、最初の方にあるプレーの基本用語、真ん中くらいにある略語集、そして後ろにある用語集はかなり便利です。

今度は、プレミア・リーグ編をお願いします。

ＣＤはchapter3、テレビ中継を見てみよう、2スポーツキャスターの名実況から音声が入ってます。だいたいどの教材もナレーターがゆっくり喋るので今回もそうだろうなぁ、って思ってたけど、ある程度の速度で録音されてました。

個人的にはChapter1,2特にニュース記事の部分の音声は欲しかったかなとも思いますが、良書です。メジャー関係の英語の教材を他に持ってないので比較のしようがないのですが、今まで使ってた普通の外国語の教材なんかよりもずっと面白いなって思いました。野球スキだからなのかな。。。？ただ、学習用って考えたら内容は少ないかもしれないです。こういう教材他にも欲しいな。

MLBの試合は、NHKのBSの中継で副音声でいつも見ています。とは言うものの、アナウンサーと解説者のおしゃべりは、ほとんど分からないし、選手や監督の言っている事なんて、ぜんぜんが分かりません。本書は、まだじっくり読んでいませんが、良い本だと思います。読む内容、たとえば新聞記事の解説もありますが、実況中継でよく使われる表現も沢山のっていて、選手インタビューなども解説されています。選手の成績を示す略号や計算方法も解説されています。また野球場、スコアボードの説明などもあり、体の部分や筋肉などの英語も解説してあり、これらは類書に無い特徴でしょうか。ここまで解説してくれるのならば、ルールについても詳しく解説すると良いでしょう。定石や作戦のポイントなど，野球に興味を持ち始めた人ならば日本語でも知らない人もいますから。さらに欲を言えば、大リーガーには非アメリカ系の人が多いですから、そのような地域情報を英語で紹介してあると、より親しみが持てたかも。でもそうなると、スペイン語の解説になりますね。インターネットでの情報検索は、無くても良かったような気もします。説明が無くてもMLBとESPNのホームページの使い方は分かりやすいと思います。