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FileMaker Proユーザーに支持されながら改訂を重ね、Ver.12へのバージョンアップに伴い新たな関数、スクリプトなどを追加収録し改訂いたしました。

本書には、FileMaker Proの関数、スクリプトを使った実用的なサンプルを多数掲載しています。これらの例題はビジネスの現場にも応用できるように心がけました。サンプルをじっくりと眺めながら本書の解説を読み進めると、実践的な使い方のコツが自然に身につくはずです。

関数を使った計算式やスクリプトの作成は一見難しそうに見えますが、始めてみると非常に奥深く面白いものです。関数やスクリプトにはこんな使い方があったのかと、驚かれる方も多いに違いありません。気がついたときには、FileMaker Proの関数とスクリプトの世界にすっかりハマッてしまったということになるはずです。

ここで、FileMaker Proの特長などに触れておきましょう。
FileMaker Proは長い歴史と実績を持ち、データベースソフトの定番と言えます。現在ではビジネスユーザー、個人ユーザーを問わず幅広く使われています。ユーザー自身が容易にデータベースを構築でき、カスタマイズできるという点が大きな特長です。本書のように関数、スクリプトを作成することも簡単に行えます。ユーザー自らが作成できるから、最も効率的なデータベースの運用もできます。

なお、本書の巻末には付録として「SQLデータソースとの接続」を収録してあります。SQLデータベースとの接続、データをインポートするスクリプトなどについても解説してありますので、ぜひ参考にしてください。

本書に掲載した関数やスクリプトのサンプルファイルは、ソーテック社のサイトからダウンロードできるようにしてあります。サンプルファイルを実際に使ってみると、内容がつかみやすいと思います。ぜひ活用してください。