ズバリ。
久々に「アタリ」ひいちゃった！！という感じです。

長期でパリに滞在したいと思っている人、結構いると思うんだけどなぁ。
こういう本がなかなか無いんですよね。

パリを「旅したい」どころではなく、
パリに「暮らしてみたい」と思ったことがある人､
観光旅行ではなく「街そのものを楽しむ旅」を望む人はきっと満足します。

見所紹介とか。お店の紹介とか。道順案内とか。そんなガイドはもういいの。
１〜２週間だけでも「街に住む」イメージで旅をしたいの。
そのためのイメージやコツを、ぎゅぎゅっと凝縮した本はないの！？

･･･と思っている人にぴったりです。

団体旅行・パック旅行・ガイドブックに飽いた人。
自分のペースで長くゆっくり「パリの街」を楽しみたい人。
そんな人におすすめ。

マルシェで旬の食材を買って、どんなふうに料理しよう？

パリのスーパーでの買物の仕方って？

カフェやビストロのメニューはどんなものがあるの？

パリでの食の楽しみ方をきれいな写真で丁寧に解説している。

かわいいお土産なども紹介され、読んでいて楽しくなります。

”暮らすようなパリ”というよくあるイメージ的なパリの本かと思いましたが、
とても内容の濃い1冊でした。

パリのマルシェも、有名なところだけではないマップが載っていますし、
スーパーでの買いもの仕方まで、写真入りで説明してくれています。

実際に自分で料理をしながら、パリに暮らす、
なかなか、あこがれていてもできないことですが、
この本を見ているうちに、できそうな気がしてきました。

細かく読めば読むほど、小さなネタがおもしろく、
へえって感じのことが多いので、
ぺらぺらと読み返しているといろいろ発見があります。

パリで作れるようにレシピもたくさん載っているのですが、
普通ならどう調理していいか分からないものも多いので、
これがあれば、チャレンジできそうな気がしました。
そして、意外にみんな簡単。

かわいくて夢が広がるのに実用的でもある、稀有な一冊かも。