ITに詳しくない人でも現在のWEB事情が分かります。
かつグーグルとヤフーのSEO対策も載せてあるのでお得感があります。
コストパフォーマンス的には高い評価を与えてもよいでしょう。
ただITに通じた人には物足りない内容かもしれません。

題名は「Webサイト構築･運営の常識」です。

しかし、本の中身はHPの制作を外注に出す場合の解説が多く、本のタイトルと内容が合っていません。

HP制作の外注に関しては参考になると思いますが、自分でサイトを制作しようとする人が買っても的外れになるので気をつけてください。

　2005年発行の増補改訂版で目次は変わらず、207ページから215ページに増ページされています。
　内容はホームページ制作に関する基礎知識を有する企業の担当者が、商品販売を目的としたホームページ制作の外注、運営に必要な基本的知識を有しているかセルフチェックするものといえます。SEO対策など、個人のホームページを制作している人に参考となる部分はあり、Webマーケティング、個人情報保護法などについて興味を抱くきっかけにもなると思います。
　当然のことですが、ホームページ制作のことを全く知らない人が、「担当者になったから」といって付け焼刃で本書で読んでもよいホームページづくりはできません。担当者を決める立場にある人は誤解なきように・・。

この書籍は、ウェブサイトに関する、
・ワークフロー
・プロモーション
・危機管理
に関して、発注者となる企業側が知っておかなければならない事項が、広く浅くかかれております。

発注者側も、ある程度の知識を共有することで、制作者側と対等な、いい関係になれると思います。

技術的なことは書いてないので、発注者向けとしましたが、制作者側も知っていかなければならない「個人情報保護法」に関する解説もありますので、一度読んでおいてそんな無いと思います。

全体として、各記述が広く浅くになりますので、深く知るためには他書籍を読む必要はあるかもしれませんね。