クリエイターの制作ノートの中を見ているみたいです。
★★★★☆
なかなか面白い本である。After Effectsアラカルトである。そもそもAEを初めて使った時は、静止素材が面白いようにムービーに変化し、あれよあれよと言う間に作品が出来上がるのが面白くて、仕事を忘れてハマってしまった経験がある。近年のAEを学ぶ学生を見ていても、かなりハマりまくる学生が多くいる。そんなソフトがAEなのだ。私などはその恩恵にあずかっているあまり、有り難すぎてAEとかAfter Effectsと呼び捨てにできない。アフタ様と呼ぶ。このアフタ様を使いまくるにもってこいの書籍が「After Effectsアラカルト」ではないだろうか。まるで著者であるナガタタケシ氏の私的な創作ノートを覗き見するような体裁で構成されているが、覗き見している間に、そのアフタ様と戦友になれそうな書籍である。ハウトゥ本とし、この業界では分かりやすさで定評のあるワークスコーポレーションが発行・発売であり安心して読める。制作素材データもサイトからダウンロードして(一部)使えるという配慮も忘れてはいない。是非購読して楽しんでほしい。