楽に読める推理小説
★★★★★
春、夏、秋、冬という文字が付いた4姉妹の物語。
関係者がつぎつぎに亡くなっていく。
結末は、必ずしもハッピーエンドではないし、
なぜ、片山刑事がヨーロッパへ行かなかったかも理解できない。
過去の殺人事件の清算もどうするのかも分からない。
未解決の事項がやや多すぎるような感じもする。
一般に、推理小説というと、何か重苦しい感じがする。
三毛猫ホームズシリーズは、軽妙なところがよい。
人が何人亡くなっても、かならずしも重苦しいところがない。
三毛猫ホームズの超能力、活躍。
晴美さんの明るさ、前向きなところ、行動力。
片山刑事の何も考えないところ、人の良いところ。
石津刑事の食べるものしか考えないところ。
道具がそろっている。
片山刑事は女性恐怖症だとのことだが、登場人物に女性が多いのはなぜだろう。