よかった!
★★★★★
最近よしもとばななさんにはまっていて
「何でも読んでやろう!」と手にしたのですが、
中ではこれは秀逸!
小説などの「よしもとばなな一人語り」もいいですが、
パトリス・ジュリアンさんとの「二人語り」も
とてもいいです。
疑問を投げかけたり、投げかけられた質問に答えたり。
「好きな異性のタイプは?」なんて
簡単な質問ではなく、どれも答えに窮してしまうような
難しくて鋭い質問ばかり。
それをまた鋭く切り返している、というか
丁寧に丹念に答えている様子がとてもよかったし、
これから生きていく上で糧となるような
言葉もたくさんありました。
パトリスさんは見かけのいい
モテおじさんか、くらいしか思っていませんでしたが(失礼)、
ゴミの捨て方に対するところを読んで
見方が一変しました。
見かけ、体裁をさらっと見た目よくすることは
誰でも出来ることです。
でもゴミ捨てとかそういうことになると
本当のその人の姿が出る、と本の中にもあったような。
私自身もそう思っていたので、
余計共感してしまいました。
オススメの本です。
どちらのファンの方も、またそうでない方も
ぜひ読んでみてください。
名言の目白押し。
★★★★★
想像以上に素晴らしい本。
今この瞬間を生きること。
闇雲に追いかけないこと。
自分の心の声に耳を傾けること。
・・・そういった、みんな本当は大切だと思ってることや忘れかけてること、実は思い出すのが怖いだけ(?)のようなこと・・・が、お互いへの手紙という形で書かれています。
どのページにも、付箋をつけたくなるような名言があります。
自分の調子がいまいちだな、と思ったときに読み返したい本です。
それから「手紙って素敵だな」と思いました。
宝物になる1冊
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パトリス・ジュリアンさんとよしもとばななさんの往復書簡集。
パトリスさんは、日本でフランス料理の本を出したり、すばらしいお店を経営した経験を持つライフスタイルプロデューサー。
暮らすこと、もてなすこと、愛することetc...についてのエッセンスがたくさんつまった、宝物みたいな本です。
パトリスさんの情熱的で率直、妥協しないのにゆとりのある文章が、ばななさんの確信と信念に満ちたやわらかい文体に絡んで、絶妙な味わい。
あんまりいい本なのでお風呂に持ち込んで何度も読み返していたら、せっかくのすてきな装幀がふにゃふにゃになってしまいました。くやしい!
気持ちが洗われます
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東京や東京近郊で働き暮らす事は、便利で刺激的ではるあるけれど、ストレスフルであったりもします。そんな中、気持ち良い風に吹かれた気持ちにさせてくれる本でした。読み終えてほっと息がつけます。
そして、白金台のCFAの閉店を残念に思っていた方(たくさんいるはず!)は、特に読んでみることをお勧めします。閉店に際してのパトリスさんの気持ちが伝わってきて、私は「閉店」を納得することが出来ました。プラベイト写真も載っていて、ばななさん、パトリスさん好きにはたまらない1冊です。
ただの最近のおしゃれな本ではないぞ!
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まさにオリーブ少女だった10代のころよりなんとなくずっと気になっている2人が本を書いたとのことでおしゃれな感じの本と思い早速購入しました。
読み始めたら日々の当たり前の生活のことなのだけど視点がするどくて、生きている喜びも悲しみもあり止まらなくなり一気に読んでしまいました。
ごみの話、東京の狂気についての話、セクシュアリテイについてなど・・なんか変な感じと思っていることを非常にわかりやすく文章にされていて、面白いです。