今、韓国の食に興味のある私にはとっても参考になる内容ばかりでした。
あ〜なるほど！と、うなる内容がけっこうあり。これは買って損はないと思います。
ただ一つ、常用でない難しい漢字がちらほら・・・ふりがなをふっていただけるとありがたかったです。

これは本当に面白い！！
韓国料理の好き嫌いだけでなく、料理と歴史、文化と歴史との密接なやり取りを、わかりやすくそしてきめ細やかに教えてくれる超解説本です。
私自身、韓国料理好きというわけではなかったものの、これをきっかけに韓国料理に興味をもつようになりました。
それに、このひとは本当にあたまがいい。
わかりやすく、そして読者に興味をもたせるというアラワザをいとも簡単にやってのけた、そんな感（韓！）があります。
他の解説本に飽きたひと、あきるかなと思っている人、本当におすすめです。

ソウル出張前に読ませていただきましたが、本当に楽しく読ませていただきました。
宮廷料理からキンパブまで、ソウル近郊からど田舎までと本当にもらすことなく書かれており、著者の活動範囲の広さ、地道な調査活動の堅実さ、著者の韓国料理に対する愛情の深さを強く感じました。

この本を読んでからソウル出張に行ったお陰で、会食の席などで料理の話になったときも、「いや〜　本当にあなたは韓国の料理文化に精通していらっしゃる。」と現地のスタッフの方にも感嘆されてしまいました。

楽しくて役に立つ本をありがとうございました。

これはグルメガイド本ではありません。旅行ガイド本には『どんな店で何を食べるか』という情報が沢山載っているけれど、料理文化について書かれている文章は少ない気がします。料理文化についても知りたくて、私はこの本を買いました。ここには料理の歴史からゲテモノから人気料理まで書かれた文章があり、美味しそうな写真も楽しめました。何でもかんでも美味だと持ち上げるのではなく、筆者の正直な感想も書かれているところに好印象をもちました。
料理を出す側と食べる側とのプチ攻防の雰囲気がところどころに伝わって結構面白く読みました。ひとつ難を言えば「食前に読むべからず」と注意書きが欲しいですね。

今までのかたっぱしから韓国料理本を読みましたが私のなかでは文句無くこの本が１番になりました。韓国料理初心者から、通まで満足できると思います。料理の紹介写真にカラーが多く紹介料理の数が多いのは入門者にもありがたく、一方聞いた事もないようなマニアックな料理の紹介もあり辞書的にも使えます。
また読み物としても欄外の注釈や、ぼやきのようなひとこともなんとなくおもしろく著者たちの人柄を感じられます。韓国人を知ってる人ならそうそう！とつい笑っちゃうような韓流では知りえない普段の韓国人を感じられるエピソードも楽しい本です。
韓国好きとしては、黒田福美さんの【ソウルの達人】というガイドブックが出版された時、衝撃的だったのと同じ感動を久々に味わいました。最後に、こんな本が日本で出版された事を私が韓国人ならくやしく思うと思いました。