ジョン・ウィリアムズ・グレイテスト・ヒッツ 1969-1999
価格: ¥2,520
良くも悪くもジョン・ウィリアムスはサントラの革命児である。彼が手掛けた"STAR WARS"(『スター・ウォーズ』)、"E.T."(『E.T.』)、"JAWS"(『ジョーズ』)は聴けば誰でもすぐにわかるし、リスナーのハートをとらえる才能はずば抜けている。この『John Eilliams: Greatest Hits 1969-1999』は、彼の30年のキャリアから最も親しまれている曲を2枚組CDにまとめたもの。おなじみの"INDIANA JONES"(『インディ・ジョーンズ』)、"CLOSE ENCOUNTERS"(『未知との遭遇』)、"SCHINDLER'S LIST"(『シンドラーのリスト』)はもちろんのこと、アメリカ情緒豊かな"The Reivers"(『華麗なる週末』)のテーマや1984年ロス・オリンピックのテーマといった意外な選曲も。初期の作品のほとんどはウィリアムス自身によるデジタル・リマスターが施されているので、オリジナル・ヴァージョンを聴くことはできないが、その分古臭さを感じることもない。ここに収められているのはあくまでヒットした曲だけ(最長は10分近い『未知との遭遇』のテーマ)だが、幸いほとんどのサントラが手に入るので、熱心な人は聴いてみると良い。ジョン・ウィリアムスの作品は聴けば聴くほど味が出るのだが、このCDを聴くと彼が長年ハリウッドの傑作だけを手掛けてきたというのも納得。(Jason Verlinde, Amazon.com)