試験対策用としてはバッチリだと思います
★★★★☆
MOSのOutlook2003対策用に利用させていただきましたが、内容的には試験対策用として十分です。但しOutlookならではのものなのでしょうが、ExchangeServer環境下でないと実際に操作が確認できないものや、サンプルデータがテキストと合致していないのがちょっと残念。
まぁ似たようなものと割り切って操作方法だけ確認するだけでも十分勉強にはなると思います。他のシリーズでは、模擬試験やサンプルがしっかりしているので、こちらでもそうしたものがしっかりしていると、よりうれしかったかな? やはりシュミレーションを利用した模擬テストがあると便利ですよね。このあたりがちょっと物足りない点でしょうか?
MOS Outlook対策で習得した内容の実用性は高い A5サイズの翔泳社教科書は合格後もマニュアルとして重宝
★★★★☆
PDA機能の充実した携帯電話機(あるいは通信機能つきPDA)が標準となった現在では、いわばそのPCソフト版であるMicrosoft Office Outlookにもはや違和感はないが、OutlookやそのライバルのLotus Notesの発売当初は、メーラ、アドレス帳、スケジュール帳の統合というコンセプトは、かなりのパラダイムシフトではなかったかと思われる。メーラ機能はMicrosoft Exchange Server 2003環境下で配布リストを多用すれば実質的に掲示板であり、また、会議出席依頼や仕事依頼等、情報共有やコミュニケーションの機能が充実。タスク管理(「仕事」)やメモ機能も加わり、オフィスのバックボーン業務を一アプリケーションで可能にした、完成度の高いグループウェアだ。
Microsoft Office Outlook 2003試験では、五大機能(メール/予定表/連絡先/仕事/メモ)を中心に、アプリケーションの知識がほぼ満遍なく問われる。他のMicrosoft Office Specialist試験に比べ、難易度的には低いほうだが、テスト対策で習得した内容の実用性はきわめて高い。
MOS参考書では一人勝ちの感のあるFOM出版だが、Outlook問題集は出していない(受験者のほとんどが、Exchange Server環境のない自宅PCで学習すると想定した上で、スキル習得や模擬試験に必要なExchange Server環境のシミュレーションが、技術的に難しいためと予想される)。唯一、出版されている翔泳社『Microsoft Office Specialist教科書 Outlook2003』は、FOM出版のようなPCを使った模擬試験こそないが、過不足なく試験内容をフォローし、対策とてはこれ一冊で十分。蛍光オレンジの装丁は目に痛いが、合格後もマニュアルとして重宝しうるA5サイズは評価。