エルメの真骨頂
★★★★☆
パリのサン・ジェルマン大通りにほど近い、Rue Bonaparte。フランス最大の英雄の名を抱くこの小さな通りに、ピエール・エルメの本店がある。
えっこれがホントに本店なの??と思うほど小さなブティックだが、いつもその前には長蛇の列。そんな現地でも超人気店であるこのショコラティエで、たまたま列が途切れたタイミングにうっかりマカロンを買えてしまったのは、同じブロックにあるプチホテルに泊まっていたからだ。
日本人観光客も多く訪れるからなのか、店員にも日本人女性がいて、すべての種類を説明してくれた。ひとつひとつがきらきらした宝石のように、おすまし顔でショーケースに鎮座してはいたが、早く買ってとこちらを見つめてくる子供のようでもあった。
ホテルに戻って部屋の小さなコーヒーテーブルで、無造作に袋に入れられたそれをあけてみると、照れたように「食べて♪」と言う。口に入れた時に感じたふわりとしたその優しさと、僕はこんなの、私はこういうのよ、とそれぞれが主張する味のヴァリエーションに、とても愉快な気持ちになったことを覚えている。
5年前の、なんだか妙にメルヘンな思い出だ。
…あぁ部屋でコーヒー飲みたいなぁと涙した、いささかわびしい気持ちも思い出したぞ。
そんな記憶をリロードするにも、この本はうってつけ。
実際にマカロン作るのはエルメさんに任せておいて、ワタシは写真と制作コメントを見るだけでも楽しめました。
本を汚す心配なくマカロンが作れます
★★★★★
眺めるだけでも嬉しい見事なマカロンたち。世界的なセレブや有名ブランドのために特別製作されたマカロンのルセットも惜しげもなく、それを作るのに必要な道具とともに公開されています。
こんな豪華な本をキッチンに持ち込んでマカロン作りに励むわけにはいきませんが、その点配慮が行き届いていて、すべてのルセットにマカロンコックの作り方の手順が最初から最後まで載っています。日本のレシピ本なら、基本のマカロンの作り方ページとバリエーションに別れ、バリエーションの部には材料表だけ、という書き方が普通ですから、すべてのルセットにイタリアンメレンゲの作り方から書いてあるのに驚きましたが、作りたいマカロンのページをコピーしてキッチンでそれを見ながら作るのにとても便利だと気づきました。豪華だけれど、実用性が同居するところがフランスらしい。もっともこの分量(72個分)で作れるのはお菓子屋さんでしょうけれど。
眺めているだけでも
★★★★☆
美しい本というのはこの本のことを言うのでしょう。
お菓子が美術の世界のようです。
エルメさまのマカロンのルセットも公開されています。
ちょっとした合わせ方の注意まで書いてあるところがエルメさまです。
内容も写真も素晴らしい!に尽きる一冊です
★★★★★
マカロンの本は色々購入して持っていますが、その中でも一番のお勧め本です。
昨年、エルメ氏来日時に仏語版が紹介されていたので、日本語版を今か今かと待っていました。
基本的なマカロンとガナッシュの作り方も写真付きで掲載されています。
内容は、店舗に並んでいるマカロンはもちろん、オーダーメードや特別作品など多数のマカロンが掲載されています。
あの「フォアグラとショコラのマカロン」や「トリュフのマカロン」なども掲載されているのです!
いいんですか!エルメさん!と、言わずにはいられません(笑)
また、画像がとても素晴らしく、観賞用としても素晴らしい出来です。
初心者の方には、少し難しいでしょうが、マカロンを作った事のある方なら、チャレンジしたいルセット満載です。
私はオーダーメードで作られた「ケチャップ・マカロン」なるものをぜひ作ってみたいと思います。
ただし、材料表は約72個分・・・割って減らせばいいのでしょうが、それでも結構な量は出来ます。
なので、冒険的な味のマカロンは、ショップで買うのが得策かな?
お店で買ったマカロンが、どういう材料で作られて、こんな味になっているのか、本をめくってフムフム楽しむのも一興かと思います。
いろいろマカロン
★★★★★
沢山の種類のマカロンレシピです。主食で使えるレシピもあります。卵は塾生したのを料理しますが、一般家庭なので新鮮卵をつかってます。材料が地方なので入手出来ない物がありますが代用品を使い料理してます。京都のホテル リッツ カールトンに専門店があり有名なマカロンです。購入してお徳な本です。