香蘭社 野ぶどう ペアどんぶり 1935-2GHM
価格: ¥3,240
本体サイズ:径80×高135mm
重量:約560g
素材・材質:磁器
原産国:日本
●香蘭社製。香蘭社は、今からおよそ三百年前、江戸文化が華麗に花開いた元禄の頃、初代深川栄左ヱ門が肥前有田で『香蘭社』の前身となる磁器の製造を始めた。そして日本に近代化をもたらした明治維新の激動期、有田焼は佐賀鍋島藩の一切の保護と支援を失った。その再興に指導的役割を果たしたのが、八代深川栄左ヱ門だった。強い自立の精神が、当時の選りすぐりの陶工や絵付師、それに陶商達を一つにまとめ結社を作った。これが『香蘭社』。時に明治八年。その後、相次いで世界各国で行われた万国博で数々の名誉金牌を受賞。海外でもその評価を高めるとともに、明治二十九年には宮内省御用達の栄にも浴し今日に及んでいる。『香蘭社』の製品は、有田磁器独特の白く硬い透明な生地の上に、優雅な染付と華麗な赤絵を配した典雅な文様、十八世紀フランスのセーブルを中心に、ヨーロッパで愛好された金銀彩のルリ釉もの、さらに目にやさしく心がなごむグリーンシリーズ製品など多彩を極めている。『香蘭社』の製品は、すべて伝統を誇る有田色絵磁器の多様な文様を集大成し、有田の伝統様式を一歩前進させたとして評価され、世に「香蘭社スタイル」とも「香蘭社調」とも呼ばれ、広く親しまれている