ほんわかしてますね。
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一応、ニートの4コマ漫画です。
しかし、主人公の女の子はバイトしています・・・。
この本は、周りのキャラが面白いですね。
最後は就職して終わる話ですが、そこまでの過程がなかなかくすりと笑えます。
ほんわかしている4コマ好きならお勧めです。
考えさせられることがたくさんありました。
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何のために働くのか。
いったんこの事を考え出したら、なかなか答えにはたどり着かないのではないでしょうか。
最近は就職してもすぐに離職する若者が問題になってますね。
なぜ働くのか、に対する自分なりの答えを自分で作り上げていればよいのですが・・・
みんななんとなく大学に行って、単位だけかき集めて卒業していきます。
サークルやバイトは成長できるし楽しいですが、卒業したら仕事が待ってます。社会人になれば60まで働き続けなければなりません。
教師や医者など、仕事をする意味が分かり易ければいいんですけど。
企業で売り上げを追求するとなると、自分の中になぜおれはこんなことをしてるのか納得していなければならないのだと思います。
お話の中心はどこにでもいそうな、マイペースな女の子。今日はもういいかな・・・明日からがんばろう。
的なノリですが、いろいろ考えて一歩ずつ成長していきます。
笑えるとこも結構あるし、テンポよく進むし、なによりかなえが可愛いです。
フィクションだからといって都合のよい展開にせず、すごく現実的なストーリーになってます。
でもそれがいいんです。ぜひ読んでみてください。二巻だけですのでそんなにお金かかりません(笑
「働くこと」を今一度考えさせてくれる一冊。
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もとより「日常ループ型」ではなく長く続けられる題材ではないので、二巻で終わるのも納得ではありました。そして、ちゃんと「進む→こける→不安→また進む」を繰り返し、綺麗すぎるきらいもありますが綺麗に纏めて終えられたのにほっとしました。
ふんわりした絵柄でグッサリ来るネタは相変わらず。今度は「就職」を目指すことになるため、前巻のニート(意味合い的には無職)脱出より、共感できる層は広いのではないかと思います。
「採用って本当にあるの?」なんかは、特に不況な新卒就活生にも通じそうなネタかもしれません。
とにかく、端から端まで、様々な悩みや疑問の霧の中を手探りしてゆく描写は見事と言った感じです。周囲の人たちの描き方もうまくフォローに入ったりで、絶妙なバランス。
賛否両論な「ニート志望」な黒背景の青年については、前巻でよほど疎まれたのか巻末にまとめられてしまいましたが、面白そうな終わりで、これはこれで面白かったです。
目標が無いゆえの悩み
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特技もやりたい事も無く、将来について真剣に考えずに学生を卒業。
今は働かなくても生きていけるけど、かといって働かなくて良いとは思っていない。
つかみどころの無い不安感と実態の見えない焦り。
同じ境遇の人や、仕事を辞めてできた有り余る時間に戸惑っている人、転職に苦戦している人、その経験がある人ならば、必ず何かを感じるでしょう。
簡素ながら好印象な絵と優しい登場人物にほんわかとさせられつつ、笑い事ではない無職のあるあるネタに心を抉られました。
2巻で終わりなのは残念ですが、題材が題材だけに長く続かれるのも悲しい気がします。
主人公が迷いながらもひとつ答えを出し、迎えた最終話はきれいに締められており、読後感も良かったです。
読めば少し元気が出ます。
前巻にあった、「ニートになりたい」青年の顛末も最後に収録されています。
本編と雰囲気が違いすぎて不要かなとも思いましたが、こちらもきちんと完結しました。
現実に直面し、環境を変え忙しく動けば考え方は変わります。彼がどう変わるかは別として。
本当にいい本と思いました。
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私の中では確実に5本指の中に入る内容でした。
1巻中盤までのダラダラとしたニートマンガ…と思ってしまうような話も徐々に進んでいき、ついに(といっても2巻ですが)大団円を迎えます。
就職、ニート…暗いテーマの話にもかかわらず意外と前向きな話で、飽きずに読むことができ最後は非常にすっきりとまとまって終わってくれます。
こういう類の物は非常に珍しいとおもいます。1巻と違い2巻は主人公が悩み行動し、内面的に成長していくのですが読んでる自分も共感し元気を貰えます。
1巻を読んでいた時には想像もできない、露骨でない青春物な雰囲気に惹かれた気がします。
きららキャラットの4コマは1話1話で単発的な内容の本が多いにも関わらず、1話(もしくは4コマ)だけ読んでも面白い・2冊全体とした話もまたこれが面白いと他にはない魅力があるような気がします。(ジャンプとかは4冊くらいの1つの区切りとして見たら面白い物も多いですが1話だけでは楽しめないのが個人的にはなんとも…)
絵も個人的には好きで総じて欠点の無い非常に良い本でした。
1巻が面白いと思った方は迷いなく購入するべきと思います。
双見酔さんまた掲載しないのかなぁと待ち遠しいです。