ソフトにどんな機能があるのかを薄く広く紹介しているだけで、
まるで実用的ではありませんでした。
これならソフトに付属しているadobeヘルプセンターを見ているほうが
まだ役に立ちます。

かなり詳しく説明されていると思います。初心者から中級者向けかと思います。
私はかなり勉強になりました。

仕事でPhotoshop CSシリーズを長年、使っています。Photoshop(製品)にはマニュアルが付属していないので、このパーフェクトマスターのようにほとんど全ての機能が書かれている良書を手元に置いておくと、全体にどんな機能があるのか、どう操作すると効果が変わるのか、などを調べるときに重宝します。

対応は7.0〜CS3までですが、説明されている機能がどのバージョンのPhotoshopで使えるかは、項目ごとにアイコンで解るようになっています。したがって、例えばCS3で追加された新機能は[CS3]や[EX](CS3 Extended)のアイコンを確認すればひと目でわかるようになっています。

CS3で追加された新機能もほとんど載っているように思います。
CS3で追加された新機能だけが冒頭でまとめられていてどんな機能が追加されたか、変わったかが解るように工夫されています。また、本文内でも前述のようにアイコンで確認できます。具体的にはクイック選択ツールやスマートレイヤーのような基本操作のものから、デバイス用の保存、アニメーション、32bit HDR、3D、計測などの解説もあったので満足できました。

わたしはロゴを作る機会も多いので、ロゴ作成をあつかった書籍やWEBデザインの書籍も併読していますが、Photoshopの場合は、上級者向けテクニックだけに絞って解説された書籍はほかに多数ありますので、個々のテクニックの習得としてそれぞれを拝読しながら、基本操作は本書で確認する、といった使い方をしています。

それにしてもさすがPhotoshop CS3、まだまだ知らなかった機能、使ったことがなかった機能がたくさんある、と本書を読んで痛感しました。

「CS3パーフェクトマスター」だが、CS3の新機能が全くと言っていいほど書かれていない。

「PhotoShopでなにができるの？」という初心者の方には、良いマニュアルでしょう・・。

中級、上級者の方ははっきり言って不要な書籍です。

ほかのパーフェクトマスター・シリーズを持っているので予想はしていましたが、手にしてみて改めてこのブ厚さに驚きました。内容は評判通り、ほぼ全機能に触れられています。しかも、単に広く浅く紹介しているわけではなく、カラーモード(RGB/CMYK/Lab等)や32bitチャンネル、ヒストグラムの読み方、クイックマスクやアルファチャンネルなど、中上級者に役立つノウハウも詳しく書かれています。トーンカーブのテクニックも秀逸で、トーンカーブだけでこんなにいろいろな写真に変わるのかと感嘆しました。
また、フィルタの紹介は多くの書籍がただフィルタを実行しただけ、のサンプルが多いのに対して、こちらでは解りやすく活用したくなるサンプル例が掲載されています。

サンプルと言えば、掲載されている写真がほとんど女性の写真です!!
退屈になりがちな操作解説本が、女性の写真をサンプルに使うことで、とても華やかで楽しい感じになっていると思います。お勧めです。