水平思考力(ラテラル・シンキング)のデボノの話は興味深かった
★★★☆☆
勝間和代の本。ブックオフで105円で購入。これで彼女の本を読んで3冊目。「無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法」と「効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法」で書いてあった事なども引用されていた。彼女の本は意外と厚い割にはさくさく読める。彼女の著書は本と言うよりは情報であり、さまざまな賢人達の知恵を要約した解説本なのかもしれないとふと思った。私が気になったのは水平思考力(ラテラル・シンキング)のデボノの話。こういう考え方が出来るのが人間である。
何か物足りない。
★★★★☆
「フレームワーク」というタイトルで、マーケティングの
4Pとか戦略の3Cとかの解説をする本かと思いきや、さに在らず。
知識・理解・応用・分析・統合・評価という一連の流れの中において、
(1)どのように発想するのか
(2)そのために既存のフレームワークをどのように活用するか
(3)また産み出していくか
という点に主眼をおかれた本。
全体として参考になったのですが、読み終えてみて何か
物足りなさを感じたのは・・・何なんでしょう。
ちょっと個人的に反芻が必要です
ビジネス思考のとっかかりとして読む本
★★★☆☆
本書の内容紹介では、
「勝間和代さんがおくる「ビジネス思考法」の基本と実践の書です」
となっている。
実践までは至らなくとも、基本としての内容は広く薄くカバーされており、
この本を読んで概略を知り、興味が向いた分野を深めていくという読み方を
できるのであれば決して悪い本ではない。
本書の評価が大きく分かれているのは著者のマーケティング的な上手さ、
そのマーケティング的あざとさが露骨に書かれていることによるものでは
ないだろうか。
それも踏まえた読み方を前提にするのであれば、
ビジネス思考のとっかかり本としての価値は十分にある。
心の腰をあげて行動しよう。
★★★☆☆
私の周りで仕事のできる人は、打合せをしているとスっと立ち上がって、ホワイトボードに図を書き出す人が多い。目の前にある問題をフレームワークに当てはめて考えているのだろう。フレームワークが大切なのは理解しているし、紹介されているフレームワークも知っているものだが、知っているのと使えるのとは大違いだ。使えるようになるには訓練の数を増やすしかないと著者は述べているが、私はまさに訓練が足りていないのだろう。なぜ訓練が足りていないかと考えると、機会があたえられていないわけではなく、目の前にある問題をフレームワークに当てはめるための「ふんっ」という心の気合というか、心が腰を上げて動く感覚がたりないのだと思う。これは無意識にはたらく「めんどくさい」という気持ちがそうさせるのであろうが、行動をおこせば実にたやすいことだと思う。行動しよう。
少し我慢して 読むといい
★★★★☆
コンサルティングを生業とする著者が、その武器である思考方法を披露
する。この思考方法を獲得することによって、ビジネスに大きく貢献で
きると語っている。
ビジネス思考力をつけることで..(中略)..得られる果実は
次の五つです。(P49)
1.将来のできごと、世の中の変化の方法が高い確率でわかる
ようになる
2.高い確率でこれからの判断ができるようになるため、事前
準備に時間が使え、リスクをより管理できるようになる
3.状況判断が迅速かつ的確になり、新しい行動がとりやすく
なる
4.自由な時間がもて、よい収入が得やすい職業・仕事に就く
ことができる
5.日常の仕事においてムダな作業がなくなり、長時間労働を
防ぐことができる
その思考力だけでなく、本の構成自体も、フレームワークにのっとって、
きちんと計算されて作られている。
説明している論理も、著者自身の生き方も文句をつけるところがない。
読んでいるこちらが、みじめな気持ちになるほどだ。が、少し我慢して
読むといい。今まで気がつかなかった視点が、きっと見つかるはずだ。
私の場合、下記一文。
数字を使って人に説明するというのは、数字を説明することでは
なくて、数字の結果がイメージできるように相手を説得するとい
うことなのです。(P225)