■前半12課は、「〜してください」「〜が欲しい」「〜しなければならない」などの基本構文、
後半12課は、「機内で」「空港で」「ホテルで」「レストランで」など状況編。
しかも、それぞれの課に、文法解説、応用練習問題、関連表現や関連単語が付いています。
（例文の内容は、ウエイターと客のやりとり等。短文で覚えやすい。）
■ＣＤのガイドに従って、音読したり、質問に答えたりしているうちに、各課をマスターできる構成。短期パリ旅行のためにフラ語を学びたい人にはぴったりです。
■太い活字で見やすく、レイアウトも良い。この１冊をマスターしたあと、私は、「応用編」もやり終えました。
■本書と「応用編」をマスターしてパリに行った私は、ほとんど英語を使わずに過ごせました。例文が列挙してあるだけの会話本とは違って、教育的配慮が行き届いた良書だと思います。

　内容とコストパフォーマンスを考えると非常にお買い得な本だと思います。CD－ROMは2枚ついており、1人でも会話練習ができるように録音がされています。関連表現は単語も十分載っており、値段と内容を比べると、お買い得です。高い教材を買ったり、語学教室に通う前に、この本で練習すれば、一定の効果があると思います。

　実は、私はこの本のVer1を持っていますが、色使いとか、イラストとかが趣味に合わず、「内容は良いのに、どうしてこんなにレイアウトが悪いのか」と思っていました。私と同じ意見の方が多かったようで、このVer2では大幅にレイアウトが変更されています。はじめから、このVer２のレイアウトで出版されていたら、もっと売れていただろうに、と余計なことを思っています。