Gauche以外のSchemeの入門書としても最適
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Common LispやEmacs LispではなくSchemeと銘打たれている書籍で、古本は除外して入手できる入門書は少ないですね。名著・良書と呼ばれている書籍は絶版になっているものが多く、中古では高値がついているので買い控えています。
そこで、これからSchemeを勉強しようとして入手できたのは、
・計算機プログラムの構造と解釈 ISBN-13: 978-4894711631
・プログラミング言語SCHEME ISBN-13: 978-4894712263
・プログラミングGauche ISBN-13: 978-4873113487
ぐらいです。
その中で読みやすかったのはプログラミングGaucheです。処理系をインストールして勉強する意欲が沸いてきます。
Schemeの基本的な文法からアプリケーションの作成まで説明してありますので、入門者〜中級者まで満足できる内容ではないでしょうか。
日本が米国に先行している稀な事例
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Gaucheというのはschemeの方言であり、perlやpython, rubyなどと比べるとひっじょーにマイナーである。今のとこ。
マイナーなのだけれどパワーはperl, python, rubyなんか目じゃないと思う。
でもマイナーなのよね悲しいことに。くどいけど。
そのマイナー言語について、あのオライリーから日本語で書籍が出たことにとりあえず感激してしまった。
普通に内容も充実している。しかも厚さの割りに安価である。
ぜったいに買いだと思う。
(欲をいえば、マクロについてもう少し掘り下げてほしいとか、unixとのやり取りについて書いてほしかったとか、Kahuaについて掘り下げてほしいとか あるけれど。)
もう少しとがった本やリファレンス的な本、マクロに特化した本などがこれから出てくればいいのになあ。
・Kahuaについて
・on gauche(on scheme?)
・Gauche cook book
・Gauche リファレンス
・CとGaucheの連携
とか。
on lispとプログラミングGaucheは、情報処理関係において米国より日本のほうが先行している稀な例だと思う。