「できるＳＥＯ＆ＳＥＭ」を読んだ後に買いました。
しかし、私が初心者の為か「できるＳＥＯ＆ＳＥＭ」の方が実用的で役立つ気がします。

「ウェブサイトを「最適化」するとは、ウェブサイトの構造や情報を検索エンジン（クローラー）にわかりやすいように整えるということ。

P.54」検索エンジンは、個々のウェブページの中に存在するページ内要因と、評価対象となるウェブページの外に存在するページ外要因を評価しp.57、その中でも、(1)テキスト要素、(2)リンク要素、(3)テーマ要素の３つの項目について着目し評価するp.60。

ページ内要因としては、ユーザーが検索に使うp.218キーワードを必ずテキストで記述しp.67タイトルに踏めておくp.72、ページ内の論理構造をマークアップしp.71、検索の欲求を満たすキーワードを誘導先のページごとに当てはめて設定するp.233-235等の対策を必要。

ページ外要因としてのリンクについては、「数」「質」「関連性」「信頼性」「時間」といった観点から評価されるp.102ことを踏まえ、特定の手法にかたよってスパム行為とみなされることのないようにp.155、外部リンクが自然に張られやすくなるように工夫するp.151-152。

このように、構造的にしっかりSEO対策が説明されているので、非常に解りやすい。ネットの玄人にしか解りにくいような言葉も時々出てくるが、全体の説明が手順を踏んでしっかり行われているので、ある程度話の推測ができる。結局SEO対策も、問題解決の手順をしっかり踏んで顧客ニーズに対応していくという行為の一環なのだということが解る。お勧め。

　本のタイトルからも分かるように本書は
どちらかと言えば、まじめなSEOのテキストです。
少しマニアックに(?)SEOに取組みたいと思っている
個人や小規模事業主には、確かに参考になるかも
しれません。

　これからSEOに取組むという場合や、改めて
基本をしっかり見直したいという方には、
できるシリーズの「できる100ワザ　SEO&SEM」
の方がはるかに実践的で、取組みやすく、
面白いと思います。(こちらも2009年に改訂版が
出ているようです。)

　面白くて、分かりやすいSEOの中級編を探して
いる時に本書を手にしたのですが、それ程の
満足感は得られませんでした。(図書館などで
借りて一読するだけでOKのような気がします。)
同じようなレベルと目的の方が購入されるかどうかを
悩まれている場合の参考になれば幸いです。　

SEOをはじめるならまずこの一冊ではないでしょうか。
基本的なSEO対策とはどういうものかを勉強するには最適です。

根拠の薄い対策を振りかざす SEO 書籍が乱立する中で、単なる順位上げに拘泥しない良質な書籍であると思います。これ1冊で基本的な考え方を養って、それ以外の細かな対策手法は検索エンジン提供会社から逐一出されるアップデートをチェックしておけば充分。