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翼の帰る処 下 (幻狼ファンタジアノベルス S 1-2)

価格: ¥945
カテゴリ: 単行本
ブランド: 幻冬舎
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枷から解き放たれる ★★★★★
 表紙が上巻と似た構図なのだけれど、鎖の部分の違いが下巻の内容を象徴的に表している気がする。ただ、性格的には皇女の方がこの構図に似合うけれど、そこまで誘導したのはヤエトだった気がしなくもない。もっとも、彼の性格的には、鎖をちぎるというような積極的活動はしなさそうだから、これが正しいのかもしれない。

 療養と情報収集のため帝都に遣わされたヤエトは、第三皇子の屋敷に逗留することになるのだが、どんな猜疑を招いたのか、半ば軟禁状態となってしまう。皇女の伝達官とも連絡が取れなくなり、恩寵の力によって皇女に迫る危機を知ったヤエトは、屋敷からの脱出を目論むのだが…。
 相変わらず、発熱したり倒れたり、病弱さにかけては人後に落ちない主人公なのだけれど、今回も結構無茶をします。そして明らかになる、北嶺の地に秘められた神との契約の内容とは?

 北嶺にいる人たちを差し置いて、皇妹の騎士団長ジェイサルドが大活躍します。
主人公半死半生で頑張る。 ★★★★★
 いや本当、文字通り半死半生です。上巻と合わせて主人公は一体何度倒れているんでしょう? しかも上巻以上に状況はきな臭くなっています。静養を名目に皇都に送られた主人公・ヤエト。滞在することになったのは、主人公のヤエトが仕える皇女の同母の兄、第三皇子の邸。そこで明らかになる皇女を狙う刺客の黒幕、遠く離れた北嶺で、皇女にそして北嶺に迫る危機。
 そこからはもう怒涛の展開です。息もつけないくらいでした。ラストでタイトルに込められた意味がわかった時はただただため息。続編も構想されているそうなので楽しみです。上下巻併せて、ファンタジー好きなら絶対買い! です。
おっさんが素敵! ★★★★★
面白かった。逃避行する病弱なヒーロー?にめっちゃたよりになる(意外な)護衛、軽妙な会話が楽しく一気に読みました。ヒーローが一番弱くて守られている割に頼られている処が実に面白い。他者からの視点による短編・番外編等も期待したい。あ〜こんな感じねというありきたりの主人公&ヒロインが全くいないのに,味わいあるキャラ立て・ストーリーに惹きつけられます。まだ序章といった感じで,この後本当の動乱編が始まるような引きにも興味津々です。戦いはどうした等ツッコミ処はありますが,語って終わりという大技に返って寄り道せず良かった。続編への期待も大きく5としました。