模型にも戦艦にも興味のない女子大生の娘すら　モデルグラフィックス2009年8月号の表紙と内容を評価しています。
　表紙にはフィルムコートを貼り　保存版としました。
　製作された赤城も素晴らしい、表紙の赤城の字体も素晴らしい。これぞ日本の美です。

モデルアート，ホビージャパン，マスターモデリングな皆さん，
モデグラを何となくふざけた模型雑誌として斜め４５度から見ておられるとすれば，
今回だけはそれは違います。

凄いですから，３５０分の１赤城。
工作精度，この世の物とは思えません。
それが，ふんだんなカラーページと圧倒的なＡ３版（見開き）写真の数々。
正直，写真の凄さはモデルグラフィックの真骨頂。

勿論，同じ物を自分が作れるはずもなく，
そういう意味では，観賞用としか言いようがありませんが，
しかし，何とも模型魂を震るわせられる一冊です。
３５０分の１の艦載機，キャノピーが全てエッチング自作なんですよ！
凄いから，もう。

宮崎駿先生の妄想堀越二郎物語「風立ちぬ」も，ますます泣かせます。
とにかくとにかく，貴方が模型好きなら，
それがガンダムであっても飛行機であっても戦車であっても，
この一冊，買って絶対に損しませんから。
入魂の赤城を是非，枕元へ！

今月は最初から最後まで艦船が多い。艦船特集の度に感じるのは、ハッキリ言って１／３５０だろうが１／７００だろうが、ボクには無理ですって完成度で入門にもなりません（笑）。まあスケールが異なれば密度も違う訳ですが……、この1/350 日本海軍航空母艦 赤城 スペシャルセットの純正エッチングパーツの群れは一体ナンですか？ていうかこのトラスは一体なに？なんか日本が世界に誇る工業製品の片鱗を味合わせてもらった気分です（笑）。むかし秋葉原に交通博物館が在った時、１／１００の艦船模型が、たくさん展示してありましたが、多分本誌の作例の方が作り込みがスゴイです。でも自分には（艦船は）無理でも、模型好きにはミニチュア好き（多分スモールワールドが大好き）が多いと思うので、そういう人は今月も購入して多分満足できます（笑）。
でもコノ巻頭の赤城を製作した青森の人、笑顔と青空と自然がイイですね。次回の登場も楽しみにしています。