買ってから読む本ではない
★★☆☆☆
40Dをひょんなことから購入したので、期待して読んだのですが、かなりがっくり。
まず、ライバル比較にページを割きすぎ。
「オーナーズBOOK」と名乗るからには、もっと使いこなしに重点を置いた
方がいいのでは?
それに、この比較内容が信用ならんのです。
同じ出版社から「D300オーナーズBOOK」という本が出ていますが、こちらを
立ち読みしたら、EOS40Dの高感度画質がこき下ろされてました。
確かにその画像はひどいものでしたが、17-85mmの周辺画像を使うという姑
息なもの。
広告がないと出版成り立たないのはわかるのですが、こんないい加減な比較
なら最初からない方がましです。
あと期待していたCFカードの速度比較。
これも「1分間に撮れるRAWの枚数」となってますが実感しにくいデータです。
それよりも、一度に撮れるRAW枚数が17枚から増えるのかどうか、とかバッ
ファがいっぱいになった時の解放時間に違いがあるかということを知りたい。
毎秒の転送速度を割り出して何になるの?撮影に即役に立つの?と言いたい。
さらに、レンズ選びのページ。小さな作例写真を並べてレンズの評価は勝手な5
段階評価。せめて実写の周辺画像や中心画像のアップとか、あるいは解像度の
実測データとか入れて欲しい。
新商品発売後なるべく早く出版するという使命がある以上、細かな作業を伴う
ことはやりたくないのでしょうが、この内容ではあんまりです。
せめてアサヒカメラの別冊のように明らかに初心者向けとか編集方針がはっきり
していればいいのですが、誰に読んで欲しい本なのかはっきりしません。
個人的には700円しか出したくない本でした。