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花鳥風月(DVD付)

価格: ¥3,990
カテゴリ: CD
ブランド: ORS
Amazon.co.jpで確認
2010年3月3日発表の5thアルバム。テレビ朝日系ドラマ『エンゼルバンク~転職代理人』主題歌のタイトル曲や、タケダ「アリナミン」CM曲「Starting Over」などを収録。セルフ・プロデュースによる渾身作だ。(CDジャーナル データベースより)
好きだなぁ ★★★★☆
暫くレミオロメンの曲から遠ざかっていました。応援ソング的な歌詞を、オブラートに包む事なく真っすぐに表現する最近の楽曲自体に、いささか稚拙な印象を抱いて違和感を感じて。その生真面目さが彼らの持ち得る最大の良さでもあるけれど、何でもストレートに伝えれば感動するものでも無いし、もう少し年相応の深みのある歌が聴きたいと思っていた。

そんな時に発売されたこのアルバム。<花鳥風月>のタイトルと素朴なジャケットを見た時、微かに胸が高揚した。そして期待は裏切られる事なく素晴らしいアルバムだった。
シングルカットされた楽曲よりも遥かにアルバム収録曲が秀逸。同名タイトル曲をはじめ、【君は太陽】【大晦日の夜】が本当に良くて心に染みる。【Starting Over】や【恋の予感から】などは、やはり詞がストレート過ぎる感は否めないけど、“後悔のないように…”(君は太陽)と二回繰り返す所など初期を思い起こさせて微笑んでしまう。

特筆すべきはサウンドのスタイル。
今回は全体的にシンプルな作りで、ギターの音が際立って聴き取りやすく3ピースの魅力が戻って来た感じだ。自分たちの持ち味を模索して練り上げたと思われる楽曲たちは、しかし伸びやかで明るく爽やか。前向き過ぎず苦味もある。日本の和、花鳥風月の魅力を絶妙に表現してみせた。

やはりレミオロメンの音楽を好きだ、と思う。彼らから匂い立つ〈山梨〉の自然の香りに心から魅了される。きっと東京にいてもN.Y.にいたとしても、レミオロメンの作る音楽にはいつも故郷の暖かさと素晴らしさが滲んで、これからも日本の良さを体現してくれるだろう。
いい!!! ★★★★★


前作の「風のクロマ」が
微妙だっただけに、
今回は心配でしたが、
これは素晴らしいと思います。


「レミオベスト」が出て、
その後に、
「starting over」、
「恋の予感から」が出て、
またストリングス全開か…
と思っていましたが、
このアルバムには、
「花になる」や
「ロックンロール」をはじめ、
ストリングスに頼らない曲があり、
単純に素晴らしいと思いました。(何曲かはストリングスのある曲もありますが。)


今後のレミオロメンにも
期待できそうです。
見事に再生! ★★★★★
粉雪以降の衰退っぷりが激しかったので、もう、レミオロメンは期待出来ないと感じてましたが、何気無く聴いたら大当たり。
昔のレミオロメンが再生してました。
嬉しい裏切り。見事としか言いようが無い。
おかえりと言いたい。
名盤でしょう。
レミオロメン、また好きになりました。
なんだか物足りない ★★★☆☆
最初聴いた時は、いろんなギターの音が聴こえるし、バンド感もあってとってもいいアルバムだと思いました。
でも、なんだか物足りない感じがしました。
「ロックンロール」「花になる」はかっこいいんだけど、ロックの中にPOPも混ざってる感じがして聴いててもなんだか不完全燃焼です。
「大晦日の歌」の歌詞は夜空がとっても綺麗だったという事は伝わってくるけど、それ以上の事は伝わってきません。
「ビールとプリン」の様に、とっても寒い日でお腹も空いてて、それでいてもうすぐ大切な人と別れなければいけない、そんな切ない心情も伝わってくる、そこまでの歌詞の力が「大晦日の歌」には感じられません。
全体的な歌詞も亮太君が丸くなってしまったからそんな歌詞になるのは仕方ないんだけど・・・。
でも、「東京」「小さな幸せ」はアレンジも歌詞も大好きです。
「恋の予感から」は全体的にふわんふわんした音なんだけど、ベースの音がしっかりと縁の下の力持ちみたいになっててとってもいいです。
セルフプロデュースになってレミオロメンらしさが戻ってきた様に感じられたんですけど、何かもうひとつ物足りないっていう感じがしました。
次回に期待したいです。
正直なところ「新曲ばっかで最高」が一番の感想 ★★★★★
強く太くそれでいてやわらかいメロディーと歌声が
一本の線を描くように、流れるように、楽器の音の中を泳いでいく美しさは、
レミオロメンの最大の特徴であり強みであり絶対的な魅力だと思います。
歌に重点を置いたサウンドアレンジでありながら
バンドとしての3人のバランスをしっかり保っている。安心感のある音作りです。

「風のクロマ」は深い葛藤・迷いの中で自答を繰り返しながらも力強く奮い立つ美しい作品でしたが
今作はそれとは対ともいえるほど、のびのびと軽やか。
個人的にクロマと花鳥風月は2部作とも思っています(ほんとはもっと続いているんですけれども)

彼らがこれまでの活動を経てなにか一つの答えに辿り着いた、
今までを見つめてきたファンにとってはそんな手ごたえを感じさせる名作だと思います。

また選曲がカラフルでテンポよく聴くことができ、
単純にポップアルバムとして非常に聴き易くよくまとまっているので、
レミオロメンのアルバムを初めて聴く方にはエーテルとならんでお勧めの作品でもありますね。