良い習慣が人生を変える。
★★★☆☆
日野原先生の著作は、前にも読んだことがあり、落ち着いた筆致からご自分
の経験談に裏付けされた文面は非常に説得力があります。また、きれい事ばか
りの理想論ではなく、ちょっと努力をして自分の体や心に良いことをしようと
いう現実的な所が、長く読まれているのだろうと思います。
■心に残った言葉
p.23 私は喜びや楽しみは、人と分かち合った分だけ大きくなっていくと信じています。
p.33 つまり、健康になるには、良い習慣を持続することが大切です。
→持って生まれた体、能力、年齢は変えることができません。良い習慣だけが
自分の人生を後天的に変えることができます。
p.79 その日の仕事を精一杯やり、明日について思い煩わないこと。
p.177 ビュッフェ方式のパーティでは、まず皿に山盛りの野菜をとり、ある程
度お腹を満たしてから、他の料理を食べるようにしています。そうすれば食べ
過ぎると言うことはありません。
→私も30歳を過ぎてから、基礎代謝が減ったせいか5kg程度体重が増えました。
運動もするようにはしているのですが、なかなか減りません。原因は食欲が20
代のままで無理に食べていたのが原因の一つだと分かりました。最近は、野菜
を先に食べるようにしたり、大盛りではなく並盛りで野菜などの品数を増やす、
21時以降はできるだけ食べないなどの工夫をしています。体重をコントロールす
るのは、健康維持の基本だと思います。
毎朝のジョギング、これも習慣にしたいと思います。頭で良いと思い、自分で
もできるものは、あまり考えないでさっと着替えて、ジョギングする。した後は、
非常に快適です。
p.228 どういう人になりたいのか。
どういう人生を過ごしたいのか。
p.234 一日に一回は自分の内側を見つめる時間、メディテーションをすること
も必要ではないかと、私は思うのです。
→しばらく前からヨガを習っています。最近はサボってしまっているのですが、
週に1回でも続けて習慣になると良いと思います。通うのは面倒ですが、心と体
の健康のため、仕事の締め切りを設けて集中するためにも、終業後に通いたい
と思います。
p.248 しかし、認めたくない欠点も含め、自分という全存在に興味を持ち、自分
を愛するのです。
→自分を愛せない人間が、他人を愛せるはずがないし愛されるはずもない。
何処かで聞いたことがあります。
説得力あり
★★★★☆
【あらすじ】
著者が提唱する下記の15の習慣を軸に楽しく生きるためのポイントが書かれています。偉大な哲学者・芸術家が残した名言を引用しているので興味があれば読書の幅が広がる内容です。
【ポイント】
習慣1:愛することを心の習慣にする
習慣2:「良くなろう」と思う心を持つ
習慣3:新しいことにチャレンジする
習慣4:集中力を鍛える
習慣5:目標となる人に学ぶ
習慣6:人の気持ちを感じる
習慣7:出会いを大切にする
習慣8:腹八分目より少なく食べる
習慣9:食事に神経質になりすぎない
習慣10:なるべく歩く
習慣11:大勢でスポーツを楽しむ
習慣12:楽しみを見いだす
習慣13:ストレスを調整する
習慣14:責任を自分のなかに求める
習慣15:やみくもに習慣にとらわれない
・人生は自分が選び取ったもの。
・日々、自分が繰り返す選択や行動が、知らないうちに積み重なって、習慣的パターンとなっていく。良い習慣も悪い習慣も人生に大きな影響を及ぼす。だから今この瞬間に次に何をすべきかを。真剣に考えてみる。
・良い習慣を身につけるために必要なのは、始めの一歩を踏み出すちょっとした勇気と決断である。あとは慣性の法則に身をまかせるだけでよい。
【感想】
年長者の言うことには深みがあります。日々の習慣が今日の死亡原因の多数を占める生活習慣病に繋がっていることを痛感しました。自分には関係ないと思いがちですが、現代の病気は自分で作り出していることが多いとのこと。自分を大切に思えなければ相手にも思いやりの気持ちが持てるわけが無い。自分を見つめなおしたいと思いました。
こういった内容を説得力をもって書ける人は少ない・・・
★★★★★
「日野原先生200歳まで生きてください」そういいたいほど、ありがたく拝読させていただきました。数多い先生の本の中でも、なぜかこの本が好きです。立派なことをいっている本はたくさんありますが、先生のように、重みのある人から語られると、伝わり方がまったく違います。最高!
15の習慣
★★★★★
もう3年で100歳になる日野原先生が理由をつけて15の習慣を述べられると全部納得できるから不思議です。同じことを他の著者が言っても重みが違います。悪い習慣を変える三つのステップは何度も読みました。病気は自分で作っているはよくよく納得しました。元気に長生きしたければ本書を絶対勉強すべし、です。
無理なくできるヒントやアドバイス
★★★★★
遅ればせながら、著者のことは新聞広告でお顔は拝見していたものの、今回初めて本を手に取りました。人生の大先輩であるにもかかわらず、いまだに現役医師であることにも驚きましたが、穏やかで淡々としながらもとっても説得力のある言葉がすんなりと受け止められました。この本には、心身を健康に幸せに生きていくために無理のないヒントやアドバイスが珠玉のようにちりばめられていますが、私が感じたのは自然にバランスをもって生きていくことの大切さでした。この本は一回読んだきりではなく、ときどき読み返すことにしたいと私は思いました。とてもよい本にめぐり合えた幸せに感謝いたします。
生きるのが楽しくなる15の週間
★☆☆☆☆
この本を1ッか月ぐらい前に注文手続きをしたのですが、まだ届きません。どうなっているのでしょうか?