素晴らしいファーストアルバムの典型例
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ロックバンドにとって、ファーストアルバムはとても重要な意味を持つ。
このアルバムの主人公、アンディモリにとってもそれは例外ではない。
彼らのサウンドとざっと一口で切るなら、リバティーンズ譲りのガレージっぽさとくるりやサニーデイに通じるようなグッドメロディ
そして、矢継ぎ早にリリックを口にするスタイルは、クリブズやアークティックモンキーズの歌を思わせる。
しかし、実際の彼らのサウンドはアンディモリとしかいいようがない。
英米の要素を取り入れながら、きちんとそこを咀嚼しきったメロディやリズムは美しいとしかいいようがない。
このアルバムのリードトラックのFellow Meやeverything is my guitar、青い空の素晴らしい事。
キラキラしたメロディがあり、駆り立てる激しいリズムあり、青さを描いた詩と歌がある。
くるりのロックンロール、オアシスのロックンロールスター、キュアーのボーイズドントクライ、リバティーンズのドントルックバックインザサン
これらのトラックと比べても遜色がないくらい素晴らしい出来。初めて聞いた時、鳥肌がたったぐらいだ。
ファーストアルバムの成功条件をあるミュージシャンがこう言っていた。
激しさ、荒さ、青さ、美しさ、そして知性とちょっとした皮肉があること。
思い出して欲しい。ビートルズのプリーズプリーズミーもオアシスのディフィニトニー・メイビーもくるりのさよならストレンジャーもスピッツの1stも
みな、この要素を兼ね備えた傑作だった。
00年代の最後に現れた、アンディモリは彼らの後に続けるかどうか。
このアルバムを聞いて、確かめて欲しい。
ここには正しくロックンロールがある。正しいロックンロールが。
衝撃!!!
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久々に心から好きって言えるバンドに出会えました。 くるりやスーパーカーの97年生バンド以来の衝撃です。 ロックンロール!!!!!! メロディーに歌詞に声にギターにベースにドラムに全てに心を鷲掴みされました。 めっちゃかっこいい!! かっこわるいとこもまたかっこいい!! 愛したくなる曲、バンドだと思った。 事実、このアルバム、何度聴いたかわからないほど聴いているが、聴けば聴くほどに好きになっている。 もうすぐドラマーの後藤さんが脱退されるようで残念でならないけれど、このアルバムを残してくれて本当ありがとうっていいたい。 andymoriにとって大きすぎる出来事かもしれないが、是非乗り越えて、これからももっともっとロックンロールして皆の心を鷲掴みしていってほしい。
好きです
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からだの中を音楽がかけぬけていく感じ
わくわくする
思わず自分の気持ちを表現したくなるような
受けとり方はひとそれぞれ
ただ私はすごく好き
ロックイ〇ポだった僕を。
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一生のうちで「これこれ!!」って心の底から思えるアルバムに、いったい人は何度出会えるんだろう??
そういったアルバム(バンド)にここ数年、まったくといっていいほど出会わなかった。
でもそれは、三十路近くになる自分の感性の方が鈍っているんだと思って、半ばあきらめていた。
ふとしたキッカケで知ったこのandymoriというバンドが、それが間違っていたことを証明してくれた。
もしかしたら、ロックイ○ポになってた僕の感性をも動かすパワーを持っていたのかもしれないが、
どっちにしてもこのアルバムはすごくいい事は確かだ。
自分の中では、ミッシェルガンエレファントの「ギアブルーズ」以来の「これこれ!!」だった。
何回も何回も、それこそアホみたいに繰り返して聞いてしまうようなアルバム。
少しでも早く聞きたくて、買った次の朝に早起きしてしまうようなアルバム。
このアルバムは、とにかく全部いい。飛ばしてしまう曲も何曲かありそうなものだけど、僕は全曲聴く。聴いてしまう。
そりゃあ、中でもお気に入りの曲ってのはあるけど(「everything is my guitar」、「ベンガルトラとウィスキー」、
「Life Is Party」など)、その曲だけを聴くなんて聴き方はしない。
だって僕はこの「アルバム」が、この「バンド」が好きなんだから。
彼らの曲たちは勢いがあり、青臭さがありながらも、実はかなり計算されていると僕は思う。
歌詞も一見、ただやみくもにかっこいい言葉せりふを並べ、まくし立てているだけのように見えるかもしれないが、
メロディーと歌詞が絶妙に溶け合っている。大げさなのかもしれないが、すべてが必然的に、そこに存在しているのだ。これは並大抵のことではできない、というか、もう天性だとしか言いようがない。
三十路を前に、これほどまでに無条件に心踊らされるアルバムに出会えたことに、ただただ感謝(驚)。
P.S 2ndアルバムもあるそうですが、まだ買ってません。まだ知らない曲を一気に聴いてしまうのが、なんだかもったいない気がして・・・
(お楽しみは、この1stを聴き尽くした後に買って味わう予定です)
2009年のベストアルバム(主観)
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このandymoriの1st albumを買ってから約一年経ちました。
andymoriを知ったきっかけは、エレキコミックのやついいちろうのミックスCD(こちらもおススメ)でした。初めて Follow meを聴いたとき、あーもう絶対この人たちセンスいいなと思いました。疾走するドラム、それを追いかけ追い越せといわんばかりのギターとベース、ノートに書きなぐったのをそのまま歌ったような歌詞、ほんと非の打ち所がないってのはこのことだなと。(まぁ僕の好みの問題ですが…)
で、早速このアルバムを買ったのですが、もう何回聴いたかわかりません。
落ち込んでるとき、テンション上げたいとき、センチメンタルな気持ちのとき、しんみりしたいとき、みんなでお酒を飲んでるとき…、いつでもいけるくちです、このCD(笑
疾走感のあるFollow me、everything is my guitar、ベンガルトラとウイスキー (←何このかっこいい曲名!?)、独特のリズムで体を揺さぶるモンゴロイドブルース、心に染みる青い空、ハッピーエンド、Life is party等など捨て曲一切ありません。
歌詞も独特の世界観でよくわからない内容もあるのですが、確かなメッセージ性を感じます。
♪それでハッピーエンドなのさ
どうせどこにもいけないのなら ずっとここにいてもいいんだよ
前に進めず日々もやもやしている、すべての人に聴いてほしいと思いました。
間違いないから