桜の樹木学
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(概要)
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私たち日本人は桜が好きです。他の樹木とは比べようがないほど鮮やかに咲き誇る桜の花は、爆発的な春の喜びを感じさせてくれます。同時に、花の盛りが短く、散り急ぐ花びらに、人の世の無情を感じとらせてくれます。歓喜と無情・・・・・・日本人の心を強く揺さぶる桜を、桜の側から、いわば桜の本音として語らせたらどうなるのでしょう。本書は、植物学的知識を用いて、桜とはいったいどういう存在なのかに迫ってみます。植物としての桜、人間の文化的側面と桜の生き様、世界の桜と日本の桜の系統などなど、さまざまな角度描かれる桜の本音とは? 生物としての桜の本音を察してみると、人間が桜を観賞して感じる世界とは違ったものが見えてきます。貴重で美しい桜の写真と繊細なイラストをふんだんに用い、資料としての価値も併せ持つ価値ある1冊。存分にお楽しみ下さい。
(こんな方におすすめ)
・桜が大好きな方
・“生物”としての桜に興味のある方
(目次)
第一章 サクラの分類学
(1)種の定義〜野生種と園芸品種
(2)分類体系と分類群
(3)サクラの分類学的位置
(4)日本の野生種・15種
(5)海外のサクラの仲間
(6)サクラの園芸品種
第二章 サクラの生物学
(1)花
(2)果実
(3)種子
(4)葉
(5)幹と枝
(6)樹皮
(7)材
(8)根
(9)サクラの生き様と人
第三章 人と桜
(1)桜の花を愛でる
(2)風景としての桜
(3)花の詩歌と樹木学
(4)桜の諺と樹木学
(5)桜の利用と樹木学