ツールから音ゲーへの脱却がやや中途半端だが、楽しめる。
★★★★☆
実は同社から以前発売された『弾いて歌えるDSギター"M-06"』の続編。
前作『M−06』は、ややマニアックな切り口で発売され、
ヒットこそしなかったが音楽ツールとしてブログや口コミ等で中々の好評を得ていた。
本作は、タイトルやジャケットからして前作のイメージを一新、
音ゲー風のアプローチでの発売となった。
まずは収録曲数1200曲は本当に凄い、実に様々な歌手・ジャンルからよくぞこれだけ収録できた物だと感心する。はまる事が出来ればコストパフォーマンスは非常に高い。
基本的な操作をタッチペンでの上下スライドのみに簡略化した事で間口が広がった。
操作を簡略化して徹底的にリズムに乗ることのみに集中させる、アップストローク・ダウンストロークをビートに乗って使い分け、セッションを完成させる行為は、純粋に音ゲーとして楽しめる。
もちろん前作の十字キーでのコード変換も可能だが、正直、アレは指が攣る。
しかし、基本が前作のインターフェイスを流用している為、まだどこかマニアックな感じが残る。
譜面などはバンブラのそれに近いが、なにか淡々としている感があるのだ。
個人的にはバンブラよりも硬派で好きなゲーム(ツール)なので、次回作があるのならそれに期待したい。
既に実際ギターを弾ける人よりも、これからギターを弾いて見たい方や、
ギター的な音感を身に付けたい方は前作以上に楽しめるし身になると思う。