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セイブ・ザ・ラストダンス デラックス版 [DVD]

価格: ¥4,298
カテゴリ: DVD
ブランド: 東宝
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   2001年の初め、予想外のヒットを記録した本作。過ちや下手な決まり文句を避け、あるいはそれらを忘れさせるような展開で、映画の公式にのっとった作りが成功の要因だ。目新しいものはなにもない。『フラッシュダンス』と似ており、親しみやすい登場人物が運命のいたずらに弄ばれる物語を目にするだけと言ってもいい。
   将来、バレエダンサーとして嘱望されたサラ(ジュリア・スタイルズ)だが、ジュリアード音学院のオーディションの日、そこに向かっていた彼女の母が交通事故で亡くなってしまう。サラは母の死に責任を感じ、シカゴの黒人が多い高校へ転校。将来はまったく分からなくなる。彼女と出合うデレク(ショーン・パトリック・トーマス)には、とくに悩みはない。彼の将来はバラ色で、サラを素直に好きになっていく。ふたりは(予想どおり)結ばれ、クラブでデレクからヒップホップの指導を受けるうちに、サラの内に眠っていたダンスへの欲求が目覚める。脇のエピソードも同じようによくあるパターンだ。デレクの姉(ケリー・ワシントン)は、父のいない子どもたちに手を焼くシングルマザーで、デレクの親友(フレドロ・スター)はギャングの世界から足を洗えない。そして一度は疎遠になっていたサラの父(テリー・キニー)は、過去の失敗を正当化しようと一生懸命だ。
   この種の、夢をかなえるドラマの脚本としては、各人物がリアルで知的、現在の人生や将来についての苦悩がよく書かれ、トーマス・カーター監督も、その脚本の良さを引き出した。スタイルズのダンスシーンは、要所でプロダンサーの吹き替えになっているが、そんなことは気にならない。映画の他の部分が、真剣に前向きであり、偽りを感じさせないからだ。(Jeff Shannon, Amazon.com)