この世に生を受けてたったの9年、たったの9年でダギー少年はこんなにも重く、切なく、苦しい疑問を持ち、そして向き合ったのです、「なぜ?」と。
博士は胸を打たれ、色々な形でその答えを手紙にしました。季節を使い花を用い、海や風、木々と太陽。生きとし生けるもの全てを登場させて彼の問いかけに応えたのです。
ダギー少年は、博士のその返事にいたく感激し、同じ病に侵された子供たちにも、誇りをもって見せたそうです。
少し宗教観も入っていますので、星4つにしましたが、死というものが終わりではなく、連続性のあるものなのだと優しく教えてくれる希望の本です。