筆跡鑑定という観点からわかる様々なことがある
★★★★★
最近、ドラマなどでも「筆跡鑑定」という言葉を目にすることが多い。
でも実際にはどんなものなのかはよくわからなかった。
しかしながらこの本を読んでみるとその世界がよくわかった。
警察の冤罪がなぜ生まれるのか等の問題も、筆跡鑑定の世界から読み解くことができる気がした。
そのような危険を少しでも防ぎたいとする、著者の正義感が何より素晴らしい。
かつ、読みやすく、わかりやすい文体でスラスラと読み進めていくことができた。
下手な推理小説などより非常に面白い名著だ
★★★★★
筆跡鑑定に興味があったのでなんとなく購入。
読んでみてとても面白くびっくりした。
理由は大きく2つある。
1つ目は、題材が実話であること。そのため下手な推理小説を読むよりも
はるかに魅力的な内容になっている。
2つ目は、どんな状況で筆跡鑑定の必要が生じるのか。筆跡鑑定について
具体的な知識が得られる点だ。鑑定人がどんなところをポイントにしているかなども
具体的に記述されていて、とても面白い。
また、普段何気なく生活していても、事件に巻き込まれてしまうのだと感じた。
そして、そうなったときにどう対応すればいいのかも指南してくれる良書である。
調べてみると、この筆者は筆跡鑑定としておそらく日本で一番の実績を持つ人だ。
また、心理学という視点からも研究を行っているので次はそちらを読んでみようと思う。
人生のリスクヘッジに
★★★★☆
刺激的なタイトルに引かれてつい買ってしまったのですが(笑)、内容は非常に深く、充実した緻密な論文を読むようで、筆跡鑑定による謎解きの面白さにぐんぐん引き込まれてしまいました。ミステリーが好きな人にはお勧めの一冊と言えるでしょう。
それにしても、裁判など、およそ自分とは縁のない世界だと思っていましたが、そうでもないことがよくわかりました。人生、何が起きるかわかりません!そんなときにどうすればよいかの知恵を本書からもらった気がします。世の中を生きていく上でのリスクマネジメントにもなる本です。一家に一冊常備しておくとよいかもしれませんね。