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非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎 デラックス版 [DVD]

価格: ¥4,935
カテゴリ: DVD
ブランド: ジェネオン
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ダーガーの絵が動く! ★★★★★
 著名なアウトサイダーアーチストであるヘンリー・ダーガーの作品を取り上げたドキュメンタリー。

 画力に自信が無かったダーガーが編み出したのは原画をトレース、撮影した写真を引き伸ばしたり縮小して必要なサイズに変えては自身の絵巻物に取り込んでいく手法であった。
 現在なら画像加工ソフトで楽に出来るが、当時は大変で、現像に掛かる費用は彼のつましい家計を圧迫する程であった。

 これらの作品を彼は誰に見せるためでもなく、自分自身の為に数十年も作り続けたその執念が凄い。

 そして、現代のCGはダーガーがトレースして作った作品をいとも簡単に動かして見せる。

 ダーガーの絵巻物の主人公、ヴィヴィアン・ガールズが昔のシガコを紹介するニューズフィルムに平気で合成されたりするのである。

 このアニメを観るだけでも価値が有るし、天涯孤独で、資料が殆ど無いダーガー自身の生い立ちや内面世界よりも作品に重きを置いた編集にも好感を持った。

 しかし、人生の晩年にすんだアパートの大家が芸術に理解があり、ダーガーにも親切な画商夫妻で有った御陰で、ダーガーの作品が後世に残った偶然には本当に感謝したい。

 映画内で触れられたダーガーの絵は規格外のサイズなので、できれば実物を見たいと思った。


 
うむむむ、、。 ★★★☆☆
アウトサイダーアートの巨匠
ヘンリーダガーの幸福とは言えない生い立ちの
ドキュメンタリー風映画。

ダガーに部屋を貸してた大家のインタビューが多く
彼自身の生涯は決して幸福では無い。
想像を絶する孤独に全体的に重い。

清掃員の仕事のわずかな給料で一人孤独にアパートに住み
生涯自身の写真は4枚しかなかったのと
寂しさのあまり養子縁組をしようとするが収入の関係で断られ、
人間が駄目なら犬を飼おうとするが餌代が出せれない、、。
そんな彼が唯一楽しみにしていたのが「非現実の王国で」という
タイトルの作品を制作する事。
誰にも発表せずただただ一人でこの世界の制作に没頭していた彼は
1万ページに及ぶ、他者が読んで理解出切る様な話では無い
作品を黙々と作りあげる。
ダガーが病院に入院する際、部屋の様子を見に行った大家によって
この作品は発見されます。


この映画は映画館で自分自身非常に悩んでいた時期(少々鬱っけがあった時)
に見ました。
結果余計落ち込みました、、、、。
落ち込んでる時に見るとすごく沈みます!

唯一の救いはダガーが描いた非現実の王国の住人
ヴィヴィアンガール達がかわいいのとアニメーションで動くところです。
この絵をどうやってアニメにしたのかその技術には驚きました。
王国の住人 ★★★★★
 正直言って私には芸術といったものがよくわかりません。それでも半分勉強のつもりでたまに絵を見に行ったりします。ヘンリーダーガーの絵を見たのは原美術館でした。
 作品も色々とすごかったのですが(専門的な教育等受けていないのに自分で技法を編み出していった点とかも)何よりこの人の人生に心動かされました。
 とても不幸な実人生を送った人だと思います。でもこの人は自分の王国に生きていました。雑役夫としての労働に従事し、自分の生活だけは自分でなんとかしながら。
 今も私を含めて「王国」に暮らしている人がいると思います。そのことを肯定はできませんが、日々の労働に押しつぶされそうになる時、ヘンリーダーガーのことを思い出してしまうのも事実です。(もちろんあんな天才と自分を一緒にするつもりはありませんが。)
続けてゆくことへの勇気を貰いました ★★★★★
今回、ヘンリー・ダーガーの作品について深く知りたかったこと、挿絵がアニメーションになっているので予約購入しました。

残された作品とダーガー像を交える内容にするには、相当苦労があったのではないでしょうか。


見終わった後、ダーガーをいとおしく思いました。たぶん、アウトサイダーアートとはジャンルが違いますが、なんとなくゴッホを連想してしまいます。きっと両者の作品に人格の「純粋」さを感じるからかもしれません。


今回観たアニメーションは、ダーガーの残した物語や挿絵と同じく相当良かったです。

もし希望を書くなら、ダーガーが残した作品をドキュメンタリーではない、純粋なアニメーションで観たいと思いました。

何かを目指し作ろうとして自信や勇気が必要な方には、何かしら感じる作品だと思います。私はこの作品から、続けることの厳しさ、楽しさを再確認させて貰いました。