思えばレニー・ハーリンもＪ・マクティアナンも、このシリーズを撮った後は「パッ」としなくなった（笑）。「ダイハード」シリーズは外れがないことで知られるが、中でも一番犠牲者が多いのがこの２作目だ。飛行機が墜落したらどうなるのか皆よく知っているので、燃料切れ寸前まで着陸できないという設定は上手かった。テロリストたちも１作目より「キレる」奴らで、空砲での打ち合いなどの仕掛けにも唸らされた。まあ旅客機じゃ絶対上映できないけれど（笑）。２０世紀フォックスは１９８５〜９５年くらいのアクションものに傑作が多いので、続々ＨＤ化されるのは嬉しい限り。音はＤＶＤと比べるともう格段に違うし、映像も１９９０年作品ということを考えれば最高だ。特典映像もメイキング含めてテンコ盛りなのも嬉しい。これならばＤＶＤからの買い替えを強力にお勧めできる。１作目は何と言ってもロケ地（ナカトミプラザ）がＬＡ・２０世紀フォックス本社ビルだったので、隣接してスタジオもあったが、今回はＬＡスタジオの他にも全米各地で様々なロケ（主に空港探し）をしており、金の掛かった「超大作」の趣だ。この頃はＶＦＸといえばＩＬＭの時代で、飛行シーンのド迫力もメイキングで観ることができる。まだ手作り感が残っており、墜落シーンもＣＧじゃなくてミニチュアを使用。３Ｄだ何だと言う現代に改めて観ると、何か感慨があるなあ・・・。作品＆ＢＤパッケージともども星５つです。

Version: U.S.A
AVC
Running time: 2:03:22
Movie Size: 31,486,593,024
Disc Size: 41,583,602,636
Average Video Bit Rate: 28.38 Mbps
DTS-HD Master Audio 5.1
DD AC3 2.0 224Kbps

ブルース・ウィリス主演によるアクション映画シリーズ2作目。
映像はそこそこ綺麗です。
フィルムグレインは全体的にややきつめに処理されています。
ちょっとノイジーでうるさいかなと感じる箇所もありますが、フィルムライクで嫌いではありません。
暗部シーンの再現性はまずまずで破綻する箇所もない。
シャープさは引きのシーンで輪郭が甘めに映りますが、基本的には比較的綺麗なラインが出ている。
他のBD作品と比べても綺麗な部類に入ります。
作品の年代を考えるとまずますではないでしょうか。
でも1作目のほうが少し綺麗に感じました。
音も中々。
重低音はよく鳴り迫力のある音が出ています。
ただ、高音がややつまるというか、パーンと広がりのない音に感じました。
元の音源の問題かな。
サラウンド感はまずまずで迫力がある。
セリフ部分も聞き取り易くクリアです。
全体的にそこそこの音質かと思います。
内容はアクションらしいアクション映画。
一作目からソツなく作った続編。
人間臭い一生懸命なアクションシーンがあります。
リアリティはありませんが、観ていてハラハラとさせてくれる。
前作よりも派手なシーンが多くなりましたね。
一言一言が楽しかったりとその辺の言い回しなどは前作を踏襲している。
展開としては王道的ですが、どんでん返しもありますし楽しい。
テンポもいいので観ていて飽きません。
前作同様に王道で安心して観ていられるアクション映画。
特典は音声解説の他、SD画質でメイキング、未公開シーン、予告などそこそこ。
画質/音質は前作同様、製作年代にしてはかなり満足できる質かと思いますので、あとは作品が好みかどうか。

画質・音質共にブルーレイ版の無印（１）と同程度だと思います。

無印のレビューにも書きましたが、１７年も前の作品だということを考慮すればこれが限界だと思います。

ＤＶＤからの買い替えを考えている方には問題なくお勧めできます。

作品自体は言うまでもなく最高です。