集中力と平常心と研究心 パットにも奥深い世界がある
★★★☆☆
■読み始めたきっかけ
ゴルフはもうかれこれ5年くらいレッスンを習っていますが、コース
にあまりでないタイプなのでずっと100を切れずにいます。いい加減に
そろそろ、100を切りたいと思い、購入をしました。
■心に残る言葉
p.52 私はどんな場合でも、強めに打つことを信条としている。届けば、
カップインする可能性はある。届かなければ、絶対にボールはカップイ
ンしない。
→ショートよりもオーバーの方が個人的には心的ダメージが大きいと
感じていました。しかし、カップをかすったり、なめる場面があるの
は強めに打ったとき(オーバー)だけです。これらは、数ミリずれて
いれば、見事カップインです。本当に紙一重です。カップに入れるぞ!
という闘争心や集中力をつけるためには、やはり勇気を持って強め
(しっかり)打つ必要があると思いました。
p.53 カップに対して直線的に狙って打ったという攻撃的な気持ちが、
ゴルフには何よりも大切なのだ。
→確かにアプローチショットでも旗をめがけてしっかり打つというの
は、大切だと思いました。池やバンカーに入れたくないために、狙い
を旗からずらすとさらにずれてしまって結果的に失敗することが多く、
心的ダメージも大きいです。距離的に狙えるのであれば、旗を狙って
アプローチショットを打つ方が結果失敗しても、「ナイスチャレンジ!」
で自分に対して納得できると思います。何事も逃げていては駄目ですね。
p.56 「カップの向こう」にもう一つカップがあると思え。
→カップの周りは思わぬアンギュレーションや芝目がある可能性があり
ます。ボールがちょうどカップインする勢いでは影響を受けます。そこで、
ボール一個分だけ強く打つ。オーバーが非常に怖いですが、次のステッ
プに上がるためには勇気を持って、しっかり打ちたいと思いました。
p.70 上下の傾斜は「両側」から読み切る
→グリーンの上りか下りかは、ボールの後ろからと前から両方から見て
判断をしないと、目の錯覚の影響を受けると言うこと。実践したいと思
いました。
p.144 「左耳で聞くカップインの音」はショートパットの鉄則
→ヘッドアップを防ぐ一つの方法ですね。インパクトのあとすぐにヘッ
ドアップをしてボールの行方を確認したいと思ってしまうと、きっちり
打ち切ることができません。そこで、打った後もヘッドアップをしない
でそのままの状態を維持することを心がけたいと思いました。
■どんな人にお勧めか
パッティングで平常心を身につけたい人に
パッティングを極めたい人に
パットでお悩みの方 読むべし
★★★★☆
パットは、すべてのクラブに通じます、左手の小指が大事です、パットでは、誰にも負けないという自負があるからこそ、ここまでかけたと思います。パットで悩んでいる方お薦めいたします。値段以上の価値あり。
貴重な復刊ではあるのだが。
★★★☆☆
ごま書房から昭和57年に発売された「青木功の芝の読み方」を、加筆・再編集・改題した上で復刊した一冊。
パッティングの方法論や芝の読み方など、基本は20年を経ても大きく変わっていないのだと、痛感する。
文章自体に大きな変更は加えられていないようだが、ごま書房版は半分ほどのページがカラー印刷であり、かつ、写真や挿し絵もふんだんに織込まれていて、視覚的にも勉強出来る構成となっている。(グリーンの構造や、芝の根付き方、品種による芝の差などを、写真と画で解説していたりする)
無論、パッティングの名手である青木功プロの教えを埋もれさせる事なく、改めて光を与えたという意味では貴重な一冊。
さりながら、本書の素地となった書籍の方が、良い出来である事など、「どうせ復刻するのなら、もう少し力を入れてくれれば‥‥‥」と、残念に思う箇所が少なくない。
(初版の刊行年月日を考えると、2007年度の日本シニアオープンにて、青木プロが長年愛用していたパターを変えた理由は、絶対に掲載して欲しかった!)
これぞプロフェッショナル
★★★★★
世界の青木。これまでになるには、コレだけの事をしているからと言わんばかりの素晴らしい内容。
彼の技術もさることながら、それよりもゴルフに関してこれだけ色々なことを観察し、実践し、考察していることに驚く。
さすがと言わんばかりの内容。オススメ。