本書では、循環器疾患の特徴や危険因子などの最新の疫学エビデンスの詳細に始まり、保健指導の視点から栄養・運動など知識を体系的に解説しています。
また、具体的な保健指導プログラムの展開方法や面接技術、そしてその保健指導をさらに効果的にする支援ツールなども紹介します。
循環器疾患予防の保健指導を行う際に必要な全ての知識・技術を網羅した「今までにない」本マニュアルは、より効果的な健康教育の実践をサポートする一冊になること間違いなしです。

【編著者】
岡山 明(生活習慣病予防研究センター　代表)

【著者】
飯島 美世子(東京工科大学 産業保健実践研究センター 客員教授/一般社団法人 日本家族計画協会 理事)
上島 弘嗣(滋賀医科大学 アジア疫学研究センター 特任教授)
岡村 智教(慶應義塾大学 医学部衛生学公衆衛生学 教授)
奥田 奈賀子(人間総合科学大学 人間科学部 健康栄養学科 准教授)
門田 文(滋賀医科大学 アジア疫学研究センター 特任准教授)
久保田 芳美(兵庫医科大学 環境予防医学 助教)
栗林 徹(岩手大学 教育学部保健体育科 教授)
杉山 大典(慶應義塾大学 医学部衛生学公衆衛生学 専任講師)
田中 太一郎(東邦大学 医学部社会医学講座衛生学分野 講師)
中村 幸志(金沢医科大学 健康増進予防医学(公衆衛生学) 准教授)
東山 綾(国立循環器病研究センター バイオバンク/予防医学・疫学情報部 室長)
久松 隆史(滋賀医科大学 アジア疫学研究センター 特任助教)
三浦 克之(滋賀医科大学 社会医学講座公衆衛生学 教授)
宮本 恵宏(国立循環器病研究センター 予防健診部/予防医学・疫学情報部 部長)
渡邉 至(国立循環器病研究センター 予防健診部 医長)
(五十音順)

【CONTENTS】
第1章：生活習慣病の疫学
・循環器疾患や生活習慣と古典的なリスクファクターである血圧・糖尿病・脂質異常などの関係における最新のエビデンスや特徴
・リスクファクターの評価に必要な基礎知識 など 第2章：保健指導の基礎知識
・食習慣について保健指導に必要な栄養素・具体的な運動指導のポイント ・ 禁煙・節酒支援 など
第3章：保健指導のプログラムの構成と実際
・保健指導のプログラムの構成 ・ 調査票によるアセスメント方法・情報提供の支援ツールの紹介 など
第4章：保健指導の技術
・保健指導の流れから見た行動科学 ・保健指導の心理学・自己効力感を高める ・指導困難例 など
第5章：支援の場面
・特定保健指導の仕組みと実践 ・断層化基準外の保健指導・治療中者への保健指導 ・重症化予防の保健指導 など
第6章：生活習慣病予防の制度・医療保険者の保健事業
・保健事業の歴史 ・国保ヘルスアップ事業に見る健康課題・特定健診・特定保健指導の仕組みと課題 など

■A4判・476ページ／表紙カラー・本文2色刷り