演出の的がしぼれてない。
★★★☆☆
コメディのような手違いから生まれた誤解から嘘が生まれ、話は重くなり男は無実の罪を背負い戦場へ
そこからは別の映画のようなリアルな特撮描写による戦場の悲劇が映像で見せ付けられるのですが・・・
話の的がしぼられてないので感動的なシーンも浮いてしまっています。
さらにこれで少女は「つぐない」をした事になるのでしょうか?
最後まで嘘でごまかし、何の償いもしなかったようにしか思えませんでした。
少し演出の焦点をしぼるだけでもっとずっといい映画になったであろうだけにもったいなさが残りました。
戦場の作りこまれた美しい映像はブルーレイにふさわしいかと思いますが
物語上はこれも内容を引き立てているとは言えず、浮いていると言わざるをえない惜しい映画でした。
ただ、キーラ・ナイトレイ, ジェームズ・マカヴォイ, シーアシャ・ローナンの三人は素晴らしい俳優ですね。
今後注目したいと思います。