残念
★★☆☆☆
今年の観音高校が全国高校サッカーで良いサッカーをしていたので、その秘訣を知りたくて読みました。
私は純粋に指導する者として日々の指導の参考になればと購入しましたが、結局、強さの秘密については具体的には書かれていません。
観音高校サッカー部を否定する気持ちはまったくありません。
本書の売り文句に(強さの秘密に迫る)というような趣旨の言葉があったことに疑問を感じているのです。
正確には(観音高校サッカー部の様子が分かる)だと私は思います。
だから指導する者が読む本としては☆2つ
観音高校関係者や高校サッカーファンならきっと評価は上がると思います。
この本に何を求めるか
★☆☆☆☆
なぜ強くなったのか。もちろん畑監督の指導力・情熱、周囲の人々の支えなどさまざまな要素があるのでしょうけれど、この本を手にする人の多くは、私と同様に指導者の立場から、なぜ強くなったのかを知りたいのでしょう。参考になる部分は大いにあると思いますが、監督自身でなく監督の後輩であるチームのトレーナーの方が書かれているという点、後半が先生や選手の紹介などにあてられている点(もちろん先生方の支えが大事というのは分かりますが・・・)などが気になり、あまり腑に落ちませんでした。(数ページにわたって選手の氏名や出身が載っているのを見ると、記念誌を読んでいるような・・・)
書店で手に取られてからのご購入をお薦めします。
自分の頭で考える訓練
★★★★★
自分の頭で考える訓練が、サッカーにはある。
うまく、自分の頭で考える習慣が身に付くとよい。
子供は、身に付いた習慣が長く生き残ることがある反面、
指導者が変わると崩れていくこともある。
指導者とは裏で支える人間のことだと分かる。