演劇で演者が自分自身の演技で何かを楽しんだって、
よくコメントする事はありますけど…ここまで露骨に
わかる作品は、珍しいと思います。

　物語のボケ(笑いどころ)やオチまで、映画で再現されてて…
今更、舞台版DVDを買っても、新鮮味は皆無だろうと思ったけど。
YoutubeでDVDの断片を垣間見て、大貫さんの号泣シーンで印象が
変わった。申し訳無いけど、役所さんを超える「泣き」でした。
そして、DVDを買ってみて…山内さんの猿が死んだと悲しむトコ。

　自分の渾身の笑える「泣き」の演技に、大貫役の吉田さんが
必死に笑いをこらえる様を楽しんでいる山内さん、やり遂げた
瞬間の表情は、ナマモノの舞台特有。映画では楽しめません…

「そやけどな、言うとくで…ホンマは、めっさ嫌やで…ミズスマシ君。」

シゲさん目当てで
たまたまＮＨＫでやっていたテレビをみて
これはもう一度見たいと購入しました。

とてもよく出来ており
何度も涙を拭きました。

シゲさんも大変好演してはりますし
ほかの皆さんも
とてもいいです。

いい舞台だと思います

演劇としては見て損はない面白さ。前回よりも２００８年版はかなり出来が良いと思います。

ただ、ＤＶＤとして買ったときもっとも気になる特典映像がショボすぎます。
６０分近くあるのですが、すべて出演者達のインタビューでした。
インタビュアーも素人のような人で、インタビューを受ける出演者もテンションが低く、デジカムだけで撮っているのか声も聞き取りにくくて残念。
少しでいいから出演者の雰囲気が分かる舞台裏の映像が欲しかった。

せっかく買ったのに特典映像で楽しめなくてがっかりでした。
その為、商品としての評価ですので星三つです。
演劇としては間違いなく星五つです。

初演のDVDを何度も見る度に強く再演を希望していました。
今回の舞台は初演以上の役者さんが揃い、笑いもあり涙もあり最高のお芝居でした。

沢山笑ってでも胸にキュンと切なくもなるお話です。

もうすぐ映画も公開されますがそちらも楽しみです。

前回公演は役のイメージや実力ではなく、知名度の高いキャストが数名いて、正直そのせいで実力のある役者さん達でも補いきれずせっかくの世界感が今ひとつ…でしたが、

今回公演はそういったことのないキャスティング


素晴らしい世界感



観て損のない作品です。