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俺たちに明日はない

価格: ¥3,000
カテゴリ: CD
ブランド: アイドルジャパンレコード
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時代に取り残されたのは誰なのか ★★★☆☆
 かつては販売中止、放送禁止にされたという彼らの唄、現在はすべてのアルバムを入手することが出来る。なぜ? 時を経て、時代が彼らの音楽を遺物として飼いならすことに成功したから。過去に権力によって弾圧されたという事実が、コマーシャリズムという別の権力によって、金儲けのために逆用されるから。

 国家権力に闘ってきたという彼らのアウトロー性が逆用されるという皮肉が、本アルバムに対しても生じていないか? もちろん、頭脳警察の音楽性、メッセージ性は今も不変だ。その変わらない精神が時によって受け入れられたり、拒絶されたりする。もちろんリスナーはいつでも彼らの味方だった。しかし三里塚やあいりん地区での彼らのライブに呼応する民衆のアクションは、すっかり過去のものとなってしまったのではないか? 単に権力に飼いなさられた「平和」の中で彼らの唄は「鑑賞」されるだけなのだろうか。

 結局、閉塞感漂う時代の中、プロテストを忘れてしまったのは、頭脳警察なのか、それともわれわれなのか、考える必要があろう。彼らの唄を時代の遺物にしないためには、アクションが求められているのではないだろうか?

・・・前置きはさておき、音楽的には30年前と何ら変化していないように思われます。「俺たちの人生に乾杯」いい歌なのだけど、リスナーも一緒に年を取ったことが前提とされているような歌で、どうなのかなとも思われ。
あかぬけて力強い ★★★★☆
今までの過激なイメージやどん底の闇をさらうような重さはなく、明快で分かりやすい。
歌世界は紛れもないPANTAX'S WORLDだが、アルバムの感触としては「走れ熱いなら」「反逆の軌跡」に近い。
タイトル曲はシークレットトラックの方が頭脳警察っぽい気がする。
制服向上委員会のコーラスは「仮面劇」時代を彷彿させて良い。
重心の低いロックンロール ★★★★★
煌やかな音で飾り立てられた、五月蝿い音楽が多く聴こえるこの時代。
太い音、重い響きが心地よい。
そして何より。
籠められた殺気が、強く迫る。
腰の位置に刃物を構えて、重心を落とし、手先を使うんじゃなく身体ごと相手にぶつかって行く。
一殺必中の、そんな姿勢から畳み込まれてくるロックンロール。
ここのとこ繰り広げられてるツアーで、ますますそれがはっきり判る。
殺気は、だけど、殺意ではないんだ。
それは、生きてゆくという意志。
生命力を漲らせた、生き続ける決意を歌うロック。
時代に、裁判官に、洗脳しようとする誰かに、殺されないように。
死ぬ気で生きる。
死んだら殺されちまうもん。
残された時間がどのくらいか、誰にもわからない。
だから、日没までは光り続けてやる。
明日がなくても。
頭脳警察がそう決意してくれたんだから、俺も。

相変わらず凄い!! ★★★★★
なんというか変わっていない。僕らと一緒に年とってきたはずなのに・・・。テンション高いです。もうお互いにいい年なんだけどなあ。個人的には頭脳の1枚目、ソロの1枚目、頭脳の7枚目を聞いた時の興奮感と同じものを感じた。このような歌手は珍しい。視線の座標軸が変わらないのですね。それに声も出てますなあ。渋みが増してます。
《第3期》頭脳警察、ついに発動。 ★★★★★
待ちに待った、あの《頭脳警察》の18年ぶり、9枚目の新作アルバムです。内容的には、やっぱり《最高》です。特に、前半から中盤にかけての《豪快なパワー》と、ラスト3曲の《メロウな味わい》との、コントラストがたまらないです。《頭脳警察》は、日本における、最高かつ最強のロック・バンドだと思います。それにしても、今年の日本のロックは、ベテラン勢の頑張りが凄いです。矢沢永吉『ROCK'N'ROLL』、ムーンライダーズ『Tokyo7』、クロマニヨンズ『MONDO ROCCIA』、ストレイテナー『Nexus』、そして、この頭脳警察の『俺たちに明日はない』。ロック・マニア歴、25年の私ですが、なんか今年は良い年です。そこで私も、短歌を一首、詠んでみました。

俺たちの
勝利はすでに
この手の中

最後はこうなる
《ROCK'N ROLL NEVER DIE》