また、体操、手のマッサージの仕方、いすの高さなどピアノを楽に弾ける方法がたくさん載っています。
これらを広めたタリアフェロさんという女性ピアニストは95歳でなくなる前年までパリとブラジルで演奏活動を続けていたのだそうです。彼女の奏法がいかに体に無理のないモノなのかを彼女自身が証明しているのです。とてもすばらしいと思います。
パリのムニエ先生が教えて下さった事が多々あり、なぜかと思ったら師匠が田村さんと同じだったのですね。まだ体を動かすこと≒歌う事と勘違いしている方が多く、子供のコンペでそういう子が多々入賞してしまう中、生徒さんにも「ほらね日本人の多くがまだ古いやり方なのよ」って説得できますよ。コルトーの奏法についても書いてあります。
この本は、日本の演奏家達がこれから世界で通用して行くために一番気にしなければならないことが書かれている。
これを読むと、やる気が出てくること間違いなし!