非常にわかりやすく、感動しました。
★★★★★
この本は、米国で生まれ育ち、米国の医学部を卒業した後、医学編集者として働いているMasao Okazaki氏により執筆され、その父であり、長年米国で働かれた岡崎春雄氏(Mayo Clinic名誉教授、神経病理・病理解剖学)によって訳されたものです。特にIntroductionとDiscussionに重点を置き、段落をどう組み立て、どうつなげるかなどについて、非常にわかりやすく解説されています。それも、「Okazaki's disease」という架空の疾患に関する論文を組み立てていくといった流れになっており、読み物としても大変興味をそそられます。しかも難しい英単語もほとんど使用されていないため、辞書なしで読み進められ、読書の速い人なら2から3日で一通り読むことができます。読み終わって感動を覚えました。