より壮大さを増したメロディック・ヴァイキング・デス
★★★★★
フィンランドのフォーク・ファンタジー・メタルバンドの4枚目のフルアルバム。
前作に続いてまたまたメンバーチェンジが起こり、キーボードがEmmi Silvennoinenという人物に変わっている。フォークから影響を受けた基本の音楽性は変わっていないが、今回はいよいよこなれてきたシンフォニック・アレンジに磨きがかかって同郷のMoonsorrow・・・あるいはNightwishのような壮大なシンフォニックパートを導入し、これまでの作品より壮大な音世界を作り上げている。それは「Heathen Throne」と「The Longest Journey」という2曲の大作において特に顕著で、両方とも10分以上あるにも関わらず少しもダレることなく聴かせてしまう。もちろんスピーディな曲も健在でタイトル曲「From Afar」、コーラスを誘う「Twilight Tarvean」、Petri作曲の「Elusive Reaches」、ヴァイキングというよりウエスタンな雰囲気が漂う「Stone Cold Metal」などいずれもEnsiferum印がっちり押された良曲だ。シンフォニック・ヴァイキングメタルとして一皮剥けたEnsiferumからこれからも目が離せない。おすすめです。
疾走、メロディック、キラキラ!!!
★★★★★
フィンランド産ヴァイキングメタルバンド。
相変わらず極上の疾走とメロディを聴かせてくれます。
今作はややフォーク色が薄れてエピック的な雰囲気が強くなったかも?
Bal-Sagothに近くなった印象。
といっても基本路線は今まで通りです。
従来のファンは間違いなく「買い」です。
お初でも、キラキラ系/ファンタジック系のメロディックメタル好きなら気に入ると思います。
フィンランドのヴァイキングメタルの雄の4作目
★★★★★
フィンランドが誇るヴァイキングメタルの雄エンシフェルムの4作目です。
相変わらず疾走感溢れるそしてフィンランドならではの哀愁のメタルを聞かせてくれます。(Voはデス声です。)
北欧のメロデスが好きな方ならすんなり入っていけるのではないかと。
Voのペトリ・リンドロスがノーサーを脱退してこちらに専念するようですね。
ノーサーでのペトリも好きでしたが・・・
今後はエンシフェルム一本のペトリに期待しましょう。
何はともあれ、今作も期待どおりの作品に仕上がっているかと思います。
フィニッシュメタル好きの方是非、お試しを。
今回は国内盤はでないのでしょうか・・・
綺麗めのヴァイキングメロスピ
★★★★☆
フィンランドのヴァイキングメタルバンド、エンシフェルムの4th。2009作
デビュー作から質の高い疾走ヴァイキングメタルを聴かせてくれていたこのバンド、
今作も前作同様に、フォーキーなメロディを乗せて華麗に疾走する好アルバム。
美しいシンセアレンジも含めて、ずいぶんとスタイリッシュで綺麗になっているが、
個人的にはヤリ脱退後の作品は、無骨な土着性が薄れてしまっていまひとつな感がある。
本作もヴァイキングというよりは、シンフォニックなメロデスという作風といってよいだろう。
エピックな雰囲気で疾走するメロスピという感じで、初心者にも安心して楽しめる出来だ。